東京競馬の日曜メインは上半期のダート王決定戦「フェブラリーステークス」が開催。例年上位人気馬が比較的堅実に走るレースで、とくに1番人気は過去10年で【5-2-2-1】と好成績だ。
今年最も評判が高いのは東海S・2着から参戦するオメガギネスだ。
前走は早めに抜け出した勝ち馬のウィリアムバローズには届かなかったが、2番手の位置から勝負根性が光る走りを見せての2着と力は見せた。デビューから連対率100%と安定しており、5戦中4戦が上がり最速、持ち時計も優秀と素質はかなり高い。
キャリア5戦の中でもとくに評価したいのが2走前のグリーンチャンネルCだ。レースは雨の影響で脚抜きの良い馬場となった中、3番手の好位から先行。直線抜け出すと上がり最速35秒2の脚で2着馬を3馬身半突き放して圧勝した。初の古馬戦であったが、全く臆することなく堂々たる競馬で勝ち切り、勝ち時計の1:34.3もかなり速い。
フェブラリーSと同じ東京のダートマイルでこの強い競馬を展開できたのは好材料で、初の関西圏だった前走の東海Sから勝利実績のある地元の舞台へ戻るここはパフォーマンスも上がってきそうだ。1週前の追い切りでは美浦のWコースで6長めから追われてしまいも良い脚を使い、F81.0-1F12.2の好時計をマーク。馬なりながら自己ベストを1秒以上も更新する絶好の追い切りを消化してきた。状態も万全と見て良いだろう。
能力は間違いなくG1級であり、どんな相手でも高い安定感で常に勝ち負けを演じてくれる1頭だ。メンバー・舞台適性・状態面を考慮すると、ここはこの馬が中心で間違いないはずだ。