【JRA】“逆輸入ジョッキー”藤井勘一郎騎手が引退、今後は未定

落馬で負傷し休養中のJRA騎手、藤井勘一郎騎手が2月29日をもって騎手を引退することが明らかになった。14日、JRAが発表した。2月17日に京都競馬4レース終了後に、京都競馬場のウィナーズサークルで引退セレモニーが行われる予定。

藤井騎手は2022年4月16日の福島8Rで落馬し、第4胸椎脱臼骨折の大けがを負った。その後は復帰に向けてリハビリを続けていたが、現役を退くこととなった。

JRA騎手としてのデビューは2019年だが、2006年に15歳で海を渡ってオーストラリアのニューサウスウェールズ州で騎手免許を取得し、見習騎手としてデビュー。以降、海外を中心に騎乗し、クリソライトで2016年のコリアC、モーニンで2018年のコリアスプリントを制すなど韓国のG1レースでも活躍した。

2019年にJRA騎手試験に合格し、同年3月2日の阪神2Rにダイヤレイジング騎乗でデビュー。2020年3月のフラワーカップではアブレイズに騎乗して勝利し、JRA重賞初勝利を飾った。JRA通算勝利は42勝。海外ではシンガポール、韓国など13か国を渡り歩き、516勝。

今後は未定だが、現在は大阪のホテルでアルバイトをしながら、競馬に携わる仕事を志しているという。