冬の小倉開催唯一の重賞「小倉大賞典」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
エピファニー(牡5、宮田敬介厩舎)
2/14(水)栗東・CW(良)7F94.7-6F78.4-5F64.7-4F51.7-3F37.7-1F12.5(馬なり)
杉原誠人騎手を背に栗東CWコースで単走。長めから追われて課題である折り合いを重視して、道中はリズム良いフットワークで運んで直線へ。4コーナーから前向きさを出してラスト1Fは12.5でまとめてゴールしました。杉原騎手とは今回初コンビとなりますが、初コンビとは思えないくらいに折り合えており、手は合っている印象を受けます。前走から中5週という間隔で中間は美浦のWコース一本のみと本数は少ないですが、直前輸送のリスクを考慮したのと、やり過ぎてテンションを上げないようにしている意図もありそうです。数少ない追い切りでも最終の6F78.4はこの日の栗東CWで最速で、自己ベストも更新。評価の分かれそうな調整過程ですが、時計面と折り合いで良さが見られた点から、高く評価したいと思います。
ショウナンバシット(牡4、須貝尚介厩舎)
2/14(水)栗東・CW(良)6F81.0-5F66.0-4F51.0-3F35.9-1F11.7(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。併せ馬の後ろで脚を溜め、道中は折り合いに専念。4コーナーで外から一気に取り付くと、直線はスパートをかけてラスト1F11.7の脚で伸びて半馬身遅れてゴール。相手には遅れましたが、外を大きくまわった分もあり、この馬自身はしまいしっかり伸びています。1週前は吉田隼人騎手を背にCWコースで強めに追われ、6F82.8-1F11.4をマークしました。道中のラップはキレイで、しまいも11.4の好時計。昨年秋からコンスタントに使われてきましたが、前走は約2ヶ月休んで今回が叩き2戦目。ここでパフォーマンスが上がってくる可能性は高そうです。
カテドラル(牡8、池添学厩舎)
2/14(水)栗東・坂路(良)4F52.1-3F37.6-2F24.3-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で単走。外ラチ沿いを軽快なフットワークで駆け上がり、ラスト2Fは12.0-12.3のラップでゴール。負荷は軽めでしたが、1週前は斎藤新騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F53.7-1F11.9をマークと先週はしっかり追われています。坂路で11秒台をマークしてきたのはかなり久々で、最終追いで4F52秒台も久々。近走の中では一番動けており、時計面においてもこの馬としては優秀です。8歳となりましたがここへきて調子を上げてきた様子です。