阪神競馬の日曜メインは桜花賞トライアルの最終戦「フィリーズR」です。チューリップ賞はマイルでしたが、今回の舞台は1400m。1400mでの実績が目立つ馬たちが揃う一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
コラソンビート(牝3、加藤士津厩舎)
前走の阪神JF・3着から参戦するコラソンビート。スタートで1馬身ほど出遅れるミスがありながらも、やや流れた中で中団前目から追走しつつ脚を溜めていく競馬を展開。直線は外からでロスがなりながらもしぶとく伸びていき、勝ち馬と0秒2差の3着と負けて強しの内容でした。2走前の京王杯2歳Sでは牡馬を一蹴して快勝しており、負かした2・3着馬は後のリステッド・クロッカスSでも1・2着に好走。能力は高く、距離も問題なし、阪神も前走でクリア済みと条件は揃っています。
カルチャーデイ(牝3、四位洋文厩舎)
前走の阪神JF・16着から巻き返しを狙うカルチャーデイ。見せ場なく16着に沈んでの敗退と不甲斐ない結果に終わりましたが、馬群で相当掛かって失速しており、イレ込みが目立っていました。デビュー戦は小倉1200mを好位から差し切り、2走前は京都1400mのファンタジーSを好位から抜け出す正攻法の競馬で勝ち切っており、距離は1200~1400mがベストという印象。現状で1600mは長すぎるという判断ができそうで、1400mへの距離短縮となる今回はパフォーマンスも上がってくる可能性は高そうです。
シカゴスティング(牝3、庄野靖志厩舎)
前走の阪神JF・5着から参戦するシカゴスティング。前走で初めて積極策を展開し、先手を取ってそれなりのペースで逃げていきますが、マークされて少々厳しい競馬を強いられた印象。それでも直線は内ラチ沿いを粘って掲示板を確保と、マイルG1でこの内容なら大健闘でしょう。2走前のファンタジーSでは控えて上がり3位の33秒9の脚で伸びて3着と、先行でも差しでも高いパフォーマンスを見せています。阪神の急坂をこなせることができている点、脚質の幅、1400mの実績も十分ということで、ここでも安定して上位争いを演じてきそうです。