【金鯱賞2024】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

これまで度々開催時期が変わってきた金鯱賞。1996~2011年は5月に行われ、2012~2016年は12月に開催しておりましたが、2017年からは3月に変更となり現在に至ります。今回は12月に行われていた年も含めた過去10年間のデータをもとに、金鯱賞の傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は複勝率90%、堅実決着傾向が強め

人気は「1番人気」が最多の6勝を挙げており、勝率は断トツです。また、連対数と3着内の回数も最多となっており、複勝率は90%と堅実です。下位人気を見ますと、「10番人気以下」は3着内が2回と少なく、穴馬はほとんど絡みません。「6~9番人気」が2着4回、3着4回と2・3着が多く、人気薄を狙うならこのあたりまでという印象です。中穴はよく絡みますが、1番人気の好走率も高く、比較的落ち着いた配当になる傾向にあります。3連単の配当は10万馬券以上が2回となっており、堅実決着傾向が強いレースと言って良いでしょう。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 6 2 1 1
2番人気 1 1 3 5
3番人気 0 1 0 9
4番人気 1 1 1 7
5番人気 1 1 1 7
6~9番人気 0 4 4 32
10番人気以下~ 1 0 1 35
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 2 1 0 0
2.0~2.9倍 2 0 0 1
3.0~3.9倍 3 1 2 2
4.0~4.9倍 0 0 2 3
5.0~6.9倍 0 1 0 5
7.0~9.9倍 2 3 1 9
10.0~14.9倍 0 0 1 10
15.0~19.9倍 0 0 3 7
20.0~29.9倍 0 2 1 12
30.0~49.9倍 0 1 0 15
50.0~99.9倍 0 1 1 14
100.0倍以上 1 0 0 18
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2014 2,290 円 8,560 円
2015 3,830 円 22,160 円
2016 16,780 円 90,340 円/49,120 円
2017 5,570 円 192,050 円
2018 7,380 円 24,410 円
2019 2,490 円 11,040 円
2020 1,710 円 14,440 円
2021 62,050 円 783,010 円
2022 1,170 円 10,610 円
2023 1,680 円 14,340 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ドゥレッツァ 2.4
2 プログノーシス 2.9
3 ヤマニンサルバム 10.1
4 ノッキングポイント 15.7
5 エアサージュ 20.1
6 ヨーホーレイク 23.8
7 ブレイヴロッカー 38.6
8 ハヤヤッコ 42.5
9 シーズンリッチ 57.8
10 ショウナンバシット 65.9
11 アラタ 76.8
12 ワイドエンペラー 79.9
13 バラジ 97.5
14 タガノパッション 167.8
15 レッドジェネシス 265.4

■枠は「外枠」が好成績&脚質は「差し」が中心

コースは中京の芝2000mを使用。枠は「8枠」が最多の3勝を挙げており、連対数は「7枠」と「8枠」、3着内の回数は「5枠」と「8枠」が最多となっています。外枠の2枠から8頭の連対馬が出ており、外枠が好走傾向にあります。

脚質は「差し」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。基本的には差し馬が強いレースですが、「逃げ」も2勝、2着3回、3着1回で複勝率は60%と高めです。逃げ馬候補には警戒したほうが良いでしょう。

中京の芝2000mは最後の直線が約410mとかなり長く、途中に中山競馬場並みの急勾配を誇る急坂があるため、差し・追い込みが決まりやすい特徴があります。一方で、2000mという距離でペースも落ち着くことが多いため、逃げ馬が粘りやすいという特徴もあります。こうしたコース形態も、差し馬と逃げ馬の好走率が高い要因の一つと考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 2 1 8
2枠 1 0 1 10
3枠 2 1 1 8
4枠 0 1 3 11
5枠 2 0 3 13
6枠 0 2 1 15
7枠 1 3 0 15
8枠 3 1 1 16
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 2 3 1 4
先行 2 4 3 25
差し 5 3 7 27
追い込み 1 0 0 40

■馬体重の増減が「-3~+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「-3~+3kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 1 0
-19~-10kg 0 0 0 5
-9~-4kg 1 2 1 22
-3~+3kg 4 6 1 25
+4~+9kg 3 1 4 31
+10~+19kg 1 0 3 13
+20kg~ 1 0 0 0
不明・初出走・未更新 0 1 1 0
今回減 4 2 2 34
同体重 1 5 2 6
今回増 5 3 7 56

■「4歳」が好成績

年齢は、「4歳」が最多の6勝を挙げており、断トツの勝利数です。性別は「牡馬」が9勝を挙げており、牡馬が中心となります。所属は「栗東」が9勝を挙げており、関西馬が中心となります。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
3歳 0 0 0 2
4歳 6 4 1 16
5歳 2 4 6 28
6歳 1 1 4 26
7歳 1 0 0 14
8歳以上 0 1 0 10
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 1 2 3 25
栗東 9 8 8 71

[該当馬] 4歳馬

  • ショウナンバシット
  • シーズンリッチ
  • ドゥレッツァ
  • ノッキングポイント
  • ブレイヴロッカー

■前走レースはフラットな傾向

前走レースは、最多の3勝を挙げ、連対数も最多の「有馬記念」が参考レースとしての重要度が高そうですが、今年は同レースから出走する馬がおりません。次いで勝利数が多く、3着内も最多の「白富士S」から出走する馬も今年は不在。前走レースについては今年はフラットな目線で予想しても良さそうです。

前走着順は「4着」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。前走で4着だった馬が馬券圏内に好走して巻き返してくるパターンが目立っています。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
有馬記念 3 0 1 10
白富士ステークス 2 0 3 2
天皇賞(秋) 1 2 1 4
中日新聞杯 1 1 0 2
福島記念 1 0 0 4
京都大賞典 1 0 0 1
東京優駿 1 0 0 0
中山金杯 0 1 1 3
凱旋門賞 0 1 1 0
小倉大賞典 0 1 0 6
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 5 3 3 25
G2 1 0 2 28
G3 2 3 2 27
リステッド/オープン 2 0 3 11
3勝クラス 0 1 0 2
海外 0 3 1 2
地方 0 0 0 1
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 2 0 4 7
2着 2 1 0 9
3着 0 2 0 11
4着 3 2 2 4
5着 1 1 0 6
6~9着 1 3 3 28
10着以下~ 1 1 2 31

■騎手は「川田将雅」に注目

騎手は最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「川田将雅」に注目です。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
川田将雅 3 1 0 4
池添謙一 2 1 0 1
C.ルメール 1 0 1 2
藤岡佑介 1 0 1 0
M.デムーロ 1 0 0 5
柴山雄一 1 0 0 4
西村淳也 1 0 0 2
松山弘平 0 2 0 3
幸英明 0 1 1 4
藤岡康太 0 1 0 4

[該当馬] 川田将雅騎手の騎乗予定馬

  • プログノーシス