皐月賞のトライアル「スプリングS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

シックスペンス（牡3、国枝栄厩舎）

3/13（水）美浦・坂路（重）4F52.7－3F38.0－2F24.8－1F12.3（強め）

美浦の坂路で2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬エリカリーシャンを追走し、坂では内から抜群の手応えと反応で伸びて、ラスト2Fを12.5-12.3の加速ラップでまとめて2馬身先着。1週前はWコースで3頭併せを行い、5F65.5-1F11.5の好時計をマークして1頭と併入、もう1頭に2馬身先着しました。しっかり自己ベストを更新し、真ん中から追われながらもしっかりとキレイなラップを刻んでしまいも11秒5でまとめる、好内容の追い切りを消化しました。最終追いもキレイなラップで相手にも手応えで勝ってしっかりと先着を果たしており、万全の態勢を整えてきている印象です。

ウォーターリヒト（牡3、河内洋厩舎）

3/13（水）栗東・坂路（不良）4F53.6－3F39.0－2F25.2－1F12.5（馬なり）

幸英明騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。3歳未勝利の僚馬ホウショウリナを4馬身追走し、徐々に差を詰めて坂では外からラスト2F12.7-12.5の加速ラップで並びかけて最後はクビ差遅れてゴール。1週前も幸騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F82.5-1F11.4をマークしてクビ差先着。コンスタントに使われている中でも併せ馬を交えてしっかり動けており、しまいも先週は11秒4と鋭い脚も使えています。どんな展開でも最後は脚を使ってくれるタイプで、今回も力は出せる状態にあると見て良いでしょう。

メイショウタバル（牡3、石橋守厩舎）

3/13（水）栗東・CW（不良）6F85.3－5F68.7－4F53.9－3F38.9－1F11.4（馬なり）

栗東CWコースで単走。道中はややチグハグなラップでしたが、しまい重点に追われてラスト1Fは不良馬場ながら11秒4を楽にマークしてゴール。1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F83.6-1F11.0をマークして1馬身半先着しました。道中のラップはまだスムーズさに欠けるところがあり、4コーナーで併せ馬を気にするところがあるなどまだまだ幼い部分も見られますが、一旦スイッチが入ると抜群の切れ味で伸びてくれます。前走も途中で外から他馬に前へ行かれてストレスがかかる展開になりましたが、最後はしぶとく脚を伸ばすことが出来ており、しまいは堅実に脚を使ってくれるタイプ。間隔は詰まっていますが、今回も持ち味の末脚は使える好状態にあると見て良さそうです。