【フラワーカップ2024予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

3歳牝馬限定のG3「フラワーC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

カンティアーモ(牝3、木村哲也厩舎)

3/13(水)美浦・W(重)6F86.6-5F69.6-4F54.8-3F39.6-1F11.9(馬なり)

美浦のWコースで3頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬ココクレーターを後ろに置き、3歳未勝利のジュビランスを先行させ、道中は真ん中で折り合いに専念しながら追走。直線で横一線に並ぶと、ラスト1Fは11秒9の脚で真ん中から伸びて3頭で併入してゴールしました。1週前はWコースで2頭併せを行い、7F97.2-1F11.5をマークしてクビ差先着。1週前に自己ベスト更新、2週連続でしまい11秒台マークと時計は優秀です。木村厩舎らしく併せ馬をしっかり交えて負荷がかけられており、本気度の高い追い切りを消化してきています。馬自身の動きにも上積みが感じられ、好気配です。

ミアネーロ(牝3、林徹厩舎)

3/13(水)美浦・W(重)5F68.5-4F52.5-3F36.9-1F11.1(強め)

津村明秀騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬ローズボウルを先行させ、直線入口で前を捉えると、ラス1F11.1の切れ味を見せてあっさりと5馬身突き放して先着しました。1週前も津村騎手を背にWコースで2頭併せを行い、5F67.9-1F11.3の好時計をマークして1馬身先着。先週は自己ベストを更新し、ラップも優秀。しまいも先週・最終と11秒台前半をマークして相手に先着と、時計・動きともに文句なしの内容です。前走の追い切りでもしまいは11秒1をマークしていましたが、手応えは今回の方が上で、追っておれば11秒を切っていた可能性も高そうなくらいの気配でした。気性面の過大はまだ残していますが、しまいの手応えと伸びを見ると本番を期待せざるを得ません。

ヒラボクミニー(牝3、村田一誠厩舎)

3/13(水)美浦・W(重)5F65.6-4F51.0-3F36.9-1F11.0(強め)

田辺裕信騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬ブレイクショットを追走し、直線は中盤まで2馬身ほど差がありましたが、ラスト1Fで11秒0の脚を繰り出し一瞬で内から交わしてクビ差先着しました。前走の追い切りでもWコースで4F49.7-1F12.3と好時計を馬なりでマークしており、楽に速い時計を出せる馬です。ただ、前走の最終追いの坂路はかなりゆったりで平凡な時計でした。今回は最終追いもWコースでしまい強めに追われて負荷をかけてきており、前回から良い意味での変化が見られたのは好感が持てます。