【毎日杯2024予想】G1馬多数輩出の出世レース! ノーブルロジャーやニュージーズなど出走予定馬を考察

今週の阪神競馬の土曜メインは3歳重賞の「毎日杯」です。2021年の勝ち馬シャフリヤールはその後日本ダービーを快勝、2019年の勝ち馬ブラストワンピースは同年の有馬記念を優勝し、その前の勝ち馬アルアインはその後皐月賞を優勝するなど、近年は出世レースとしても注目を集めている一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ノーブルロジャー(牡3、吉岡辰弥厩舎)

前走のシンザン記念・1着から参戦するノーブルロジャー。東京マイルのデビュー戦では番手追走から直線は上がり最速33秒3の脚で快勝しましたが、続く前走のシンザン記念では控えて中団から追走。馬群の中でしっかりと折り合って脚を溜め、直線で外へ出されると一気に伸びて差し切り勝ちを達成と、競馬の幅を広げてきたのは好感が持てます。時計の出やすいデビュー戦の東京コースとは打って変わって、前走は開幕週の馬場ながら時計のかかる馬場でした。それでも長く末脚を伸ばすことが出来ており、馬場は不問。賞金的に皐月賞は出走可能ですが、選択を幅を広げるために参戦。叩きの可能性もありますが、現状欠点は少なく期待値は高い1頭です。

ニュージーズ(牡3、木村哲也厩舎)

中山芝2000mのデビュー戦を快勝したニュージーズ。スタートでやや出負けしましたが二の脚で4番手の好位に付け、1000m通過63秒1というスローペースながらしっかりと折り合って追走。直線は馬群を割ってラスト1Fで先頭に立つと、上がり2位の馬に0秒8差もつける3F34秒5の末脚で伸びて5馬身差の完勝を果たしました。スローから直線だけの競馬でしたが、ノーステッキでこれだけの手応えの良さと伸びを見せたのはポテンシャルが高い証拠。今回は相手レベルが一気に上がりますが、半姉にG1馬のミッキークイーンがいる良血馬で、デビュー戦で見せた素質の高い走りからも期待値は高い1頭です。

サトノシュトラーセ(牡3、友道康夫厩舎)

前走のあすなろ賞・1着から参戦するサトノシュトラーセ。阪神2000mのデビュー戦は2着でしたが、続く未勝利戦では2着馬に5馬身差の楽勝で、続く京都2歳Sでも追い比べを粘って3着と、レース毎にパフォーマンスを上げてきています。京都2歳Sの勝馬シンエンペラーは後のホープフルSと弥生賞でいずれも2着に好走しており、メンバーレベルも高かった一戦です。前走のあすなろ賞では前々で運んで直線しぶとく伸び、ガイアメンテの追撃を凌いで押し切って快勝と、派手さはないもののこれまで堅実の勝ち負けを演じてきました。シンエンペラーやガイアメンテといった強敵相手と戦ってきた実績は魅力で、相手関係からもここは能力上位の1頭として注目です。