【マーチステークス2024】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

数少ないダートの重賞「マーチS」が日曜日、中山競馬場で開催されます。2019年は3連単で124万馬券の超高額配当が出ており、ハンデ戦らしく波乱傾向の強い一戦となっております。ということで、今回は過去10年間のデータをもとにマーチSの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気が大不振、波乱傾向は強め

人気は「1番人気」が1勝のみと大不振で、「2番人気」は2勝、「3番人気」が1勝と上位人気の勝率は低めです。下位人気を見ますと「6~9番人気」が4勝を挙げており、伏兵馬の台頭が目立っています。「10番人気以下」も7頭が馬券に絡むなど穴馬の激走も多く、2019年は3連単で124万の超高額配当が出ていることから、波乱傾向はかなり強い一戦であると言えるでしょう。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 1 2 2 5
2番人気 2 3 1 4
3番人気 1 0 2 7
4番人気 0 1 0 9
5番人気 1 2 1 6
6~9番人気 4 0 1 35
10番人気以下~ 1 2 4 62
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 0 0 0 1
2.0~2.9倍 1 1 0 2
3.0~3.9倍 0 1 1 2
4.0~4.9倍 0 1 0 1
5.0~6.9倍 2 1 3 10
7.0~9.9倍 2 1 0 12
10.0~14.9倍 2 3 2 15
15.0~19.9倍 0 0 0 8
20.0~29.9倍 3 1 1 15
30.0~49.9倍 0 1 4 14
50.0~99.9倍 0 0 0 25
100.0倍以上 0 0 0 23
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2014 4,540 円 34,910 円
2015 13,190 円 70,600 円
2016 8,490 円 50,080 円
2017 25,160 円 466,890 円
2018 5,090 円 153,570 円
2019 41,900 円 1,240,620 円
2020 2,140 円 72,890 円
2021 19,680 円 174,080 円
2022 19,160 円 55,780 円/67,180 円
2023 4,390 円 86,140 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ブライアンセンス 2.2
2 ウェルカムニュース 6.5
3 ダイシンピスケス 8.2
4 ヴァルツァーシャル 9.9
5 キタノリューオー 12.9
6 ゴールドハイアー 16.7
7 ミトノオー 17.8
8 キリンジ 22.4
9 ペイシャエス 36.8
10 キタノヴィジョン 40.1
11 ニューモニュメント 47.5
12 ラインオブソウル 70.5
13 ホウオウルバン 109.1
14 クリノドラゴン 130.3
15 ダノンブレット 209.5

■枠は「2・6枠」&脚質は「先行」が好成績

コースは中山のダート1800mを使用。枠は「2枠」と「6枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数は「6枠」が最多となっています。全体的には極端な傾向は見られませんが、データ的に好成績を挙げている「2枠」と「6枠」に入った馬は注目しても良さそうです。

脚質は「先行」が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。ミドルペースになりやすいコーナー4つのダート戦で、直線も310mと短いため、ある程度前に位置していないと勝つのは厳しいレースと言って良いでしょう。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 1 1 18
2枠 3 1 2 14
3枠 0 1 3 15
4枠 1 1 1 17
5枠 1 1 0 18
6枠 3 2 2 13
7枠 0 1 2 17
8枠 2 2 0 16
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 0 9
先行 6 7 3 23
差し 2 3 7 45
追い込み 1 0 1 50
その他 0 0 0 1

■ハンデが「57kg」の馬に注目

ハンデは「57kg」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3~+3kg」に注目です。

ハンデデータ
ハンデ 1着 2着 3着 4着以下
~50kg 0 0 0 1
52kg 0 0 0 4
53kg 0 0 0 6
54kg 1 0 2 13
55kg 1 2 2 22
55.5kg 0 0 0 1
56kg 3 3 3 28
56.5kg 0 0 1 5
57kg 4 2 3 23
57.5kg 1 3 0 13
58kg 0 0 0 8
58.5kg 0 0 0 3
59kg~ 0 0 0 1
馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 1 0
-19~-10kg 1 0 2 7
-9~-4kg 3 3 3 30
-3~+3kg 5 4 5 71
+4~+9kg 0 2 0 13
+10~+19kg 1 1 0 7
今回減 6 6 8 64
同体重 3 1 1 27
今回増 1 3 2 37

[該当馬] ハンデが57kgの馬

  • ヴァルツァーシャル
  • ウェルカムニュース
  • キタノヴィジョン
  • キタノリューオー
  • キリンジ
  • クリノドラゴン
  • ゴールドハイアー
  • ダイシンピスケス
  • ブライアンセンス

■「6歳」が好成績

年齢は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「6歳」に注目です。性別は10勝を挙げている「牡馬」が中心で、「牝馬」は出走自体が少なく、3着内も3着が1回のみとなっています。所属は「栗東」が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多で、関西馬が好成績です。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
4歳 1 2 1 26
5歳 3 3 2 24
6歳 4 4 4 37
7歳 2 1 2 23
8歳以上 0 0 2 18
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牡馬 10 10 10 119
牝馬 0 0 1 5
セン馬 0 0 0 4
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 4 4 4 54
栗東 6 6 6 73
地方 0 0 1 1

[該当馬] 6歳馬

  • キタノリューオー
  • クリノドラゴン
  • ゴールドハイアー
  • ダイシンピスケス
  • ダノンブレット
  • ホウオウルバン

■前走レースは「総武ステークス」に注目

前走レースは、「総武S」と「フェブラリーS」が最多タイの2勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「総武S」が最多となっています。ただ、今年はフェブラリーSから来る馬がおりませんので、総武Sを参考レースとして注目したいと思います。

前走着順は「6着以下」だった馬が5勝を挙げており、大敗馬も巻き返しが目立っています。前走好走馬の成績が良いというわけでもありませんので、前走の着順はそこまで気にしなくても良さそうです。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
総武ステークス 2 4 1 24
フェブラリーステークス 2 0 0 5
東海ステークス 1 1 1 6
佐賀記念 1 0 1 7
アルデバランステークス 1 0 0 6
チャンピオンズカップ(旧JCD) 1 0 0 2
武蔵野ステークス 1 0 0 1
金蹄ステークス 1 0 0 0
仁川ステークス 0 1 4 16
ポルックスステークス 0 1 1 9
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 3 0 0 7
G2 1 1 1 9
G3 1 0 0 15
リステッド/オープン 3 7 7 64
3勝クラス 1 0 1 11
新馬・未勝利 0 0 0 1
海外 0 1 0 0
地方 1 1 2 21
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 3 3 2 23
2着 1 2 5 9
3着 1 1 1 10
4着 0 1 1 9
5着 0 2 0 9
6~9着 2 1 1 33
10着以下~ 3 0 1 35

[該当馬] 前走が総武Sだった馬

  • ゴールドハイアー(1着)
  • キタノヴィジョン(3着)

■騎手はフラットな傾向

騎手は「石橋脩」が唯一最多の2勝を挙げていますが、今年は騎乗予定がありません。傾向らしい傾向は見られませんので、騎手についてはフラットな目線で予想したいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
石橋脩 2 1 0 3
津村明秀 1 1 0 6
松岡正海 1 0 1 4
蛯名正義 1 0 0 5
丹内祐次 1 0 0 3
勝浦正樹 1 0 0 2
藤岡康太 1 0 0 1
幸英明 1 0 0 1
浜中俊 1 0 0 0
内田博幸 0 2 1 5