天皇賞・春の前哨戦「日経賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

マイネルウィルトス（牡8、宮徹厩舎）

3/20（水）栗東・坂路（良）4F52.1－3F38.2－2F24.8－1F12.5（馬なり）

栗東坂路で単走。馬場の真ん中を力強いフットワークで駆け上がり、軽く促されてラスト1Fは12秒5をマークしてゴール。1週前はCWコースで一杯に追われ、7F96.5-1F11.5をマークしてゴールしました。1週前にCWコースを使ってくる調教パターンは久々ですが、道中のラップはキレイでしまいも11.3-11.5とやや減速ラップながらもしっかりとスピードを持続することができており、一杯に追われて反応は鋭く手応えも上々。この時計と動きならむしろ期待度は上がります。

マテンロウレオ（牡5、昆貢厩舎）

3/20（水）栗東・CW（良）6F84.3－5F68.6－4F53.0－3F37.8－1F11.4（馬なり）

栗東CWコースで単走。雄大なフットワークで道中はしっかり我慢が利いた大人の走りを披露し、しまいで軽く仕掛けられると、ラスト1Fは11秒4の伸びで駆け抜けてゴールしました。1週前はCWコースで強めに追われ、不良馬場ながらラスト2Fは11.6-11.5の加速ラップを楽にマークしてゴール。時計はこれまでとそこまで変化はありませんが、首や前肢の使い方も良くなっているように見え、本来の走りに近づきつつある印象です。コンスタントに使われていますが、疲れている感じもなく、むしろ気合乗りが良くなってきた印象。力を出せる態勢とみます。

アドマイヤハレー（牡6、宮田敬介厩舎）

3/20（水）美浦・W（良）5F65.4－4F50.2－3F36.4－1F11.4（一杯）

美浦のWコースで単走。テンから良いペースで進め、4コーナーも真ん中を手応え良くまわって直線を向くと、見せムチにしっかりと反応してラスト1F11秒4の鋭さを見せてゴールし、自己ベストを更新。1週前はWコースで2頭併せを行い、強めに追われて6F84.7-1F11.3をマークして併入。先週はしまい重点でしたが道中もキレイなラップを刻みつつしっかりと折り合って脚を溜めることが出来ており、しまいの鋭さに繋げる事ができていました。先週のしまい11秒3はラスト1F最速タイの好時計で、最終追いは全体で自己ベスト更新と時計は優秀で、好仕上がりを印象付けています。前走の負けは馬場が要因で、巻き返しの期待は十分ありそうです。