中山の名物ハンデ重賞「ダービー卿チャレンジトロフィー」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
パラレルヴィジョン(牡5、国枝栄厩舎)
3/27(水)美浦・W(やや重)5F65.9-4F50.9-2F36.5-1F11.4(馬なり)
戸崎圭太騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬ルージュアルルを2馬身追走し、直線は内に入って馬なりながらラスト1Fは11秒4の鋭さを見せて併入しました。初コンビを組む戸崎騎手とのコンタクトが一番の注目ポイントでしたが、道中はスムーズに折り合えており、4コーナーのコーナリングや直線への手応えも良好。しまいもこの馬場でこの時計なら十分に優秀と言えますし、感触は良さそうです。1週前はWコースで5F67.3-1F11.4と相変わらずしまいは堅実で、これまで同様Wコースで順調に調整されてきています。万全の態勢を整えていると見て良さそうです。
セッション(牡4、斉藤崇史厩舎)
3/27(水)栗東・坂路(不良)4F51.5-3F37.8-2F24.7-1F12.6(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。3歳未勝利の僚馬フォルテローザを追走し、坂では内からしぶとく伸びてラスト1Fは12秒6をマークして半馬身先着しました。1週前はCWコースで3頭併せを行い、6F80.4-1F11.4の好時計をマークして2頭と併入しました。道中は最後方で折り合ってキレイなラップを刻んでおり、ラスト2Fは11.5-11.4の加速ラップで伸びて並びかけてゴールと、動き・時計ともに文句なしの動きと言って良いでしょう。前走同様に好走パターンの調教をこなしてきており、引き続き高いレベルで好調をキープできていると見て良さそうです。
アスクコンナモンダ(牡5、中内田充厩舎)
3/27(水)栗東・CW(不良)7F99.3-6F82.5-5F67.9-4F52.7-3F37.1-1F11.4(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。ゆっくりと入って前を見ながら脚を溜め、4コーナーも大きくゆったりとまわっていき、直線はラスト1F11秒4の脚で内から2馬身突き放して先着しました。しまいだけ追われる軽めの内容でしたが、力の要る馬場を物ともしない力強いフットワークで11秒4は好内容。1週前はCWコースで一杯に追われ、6F81.4-1F11.5をマーク。ラスト2Fは11.4-11.5と11秒台を持続する好ラップで、全体時計も5Fは66秒0と優秀です。前走の東京新聞杯は内めから良い脚で追い込んで4着に好走し、持ち時計も更新と、着実に力をつけてきている1頭です。