今週は日本から海外馬券も販売されるドバイワールドカップデーがメイダン競馬場で開催されます。その初戦となるのがダート1200mで行われるG1競走のドバイゴールデンシャヒーンです。
1993年にガルフニュースステークスとして創設されたレースを前身とし、2000年から現在の名称へと変更され今年で31回目の開催を迎えます。ドバイワールドカップデーで行われるレースの中でも最も歴史の古いレースとなっています。
2002年のブロードアピールを皮切りにこれまで日本からは延べ21頭がドバイゴールデンシャヒーンに挑戦していますが、2019年マテラスカイ、2021年・2021年レッドルゼルの2着がこれまで最高着順となっており、優勝は成し遂げていません。
今年は日本から新谷功一厩舎の5歳牡馬リメイク、新子雅司厩舎の6歳牡馬イグナイター、斉藤崇史厩舎の5歳牡馬ドンフランキー、村山明厩舎の7歳牡馬ケイアイドリーの合計4頭が参戦予定となっています。
ダート王国らしく好成績を収めているのがアメリカで、過去10年のうち地元ドバイ勢を抑えて最多の5勝を挙げています。昨年覇者のシベリウスは昨年と同じ臨戦過程を踏んでの参戦と、連覇に掛ける意気込みは大きそうです。
そのシベリウス同様に注目を集めそうなのがペリカンステークスでシベリウスの3着に入ったナカトミです。レーティングはシベリウスと同じ115に算定されており同格とみなされています。
また、米国で生産されドバイで活躍するタズも同様にレーティング115に算定されており、こちらも印がつきそうな一頭です。
これら3頭と同じレーティング115に算定されている最後の一頭が日本から参戦のリメイクです。昨年のドバイゴールデンシャヒーンでは5着に終わりましたが、その後はソウルでのコリアスプリント勝利、JBCスプリント2着、キングアブドゥルアジーズでのリヤドダートスプリント勝利などを含め5戦して3勝2着2回と完璧に近い戦績。
今回はリヤドダートスプリントからの海外転戦と、なれない環境での疲労が鍵となりそうですが日本調教馬初の悲願達成となるか要注目の一戦です。