今週ドバイ・メイダン競馬場で開催されるワールドカップデーでは、日本からも海外馬券が販売されます。その中のひとつが芝1800mで行われるG1競走・ドバイターフです。
1996年に創設されたドバイデューティーフリーを前身とするレースで、2015年に現在の名称へ改められて今年で28回目の開催を迎えます。
過去には2007年のアドマイヤムーンが日本馬として初めての優勝を飾り、2014年に優勝したジャスタウェイは当レースでのパフォーマンスが評価されて、2014年度のワールド・ベスト・レースホースランキングにおいて世界一位に選ばれました。
過去27回の開催で日本調教馬が6勝しており、特に過去10年で5勝をあげるなど日本調教馬にとっては非常に相性の良いレースと言えるでしょう。1800mという距離設定からマイル、中距離路線のいずれからも参戦のあるレースとなっています。
今年は堀宣行厩舎所属の5歳牡馬ダノンベルーガ、友道康夫厩舎所属の5歳牡馬ドウデュース、高野友和厩舎所属の5歳牝馬ナミュール、松永幹夫厩舎所属の5歳せん馬マテンロウスカイの合計4頭が日本から参戦を予定しています。
中でも注目を集めるのは昨年の世界最強馬イクイノックスを抑えて日本ダービーを制したドウデュースです。前走の有馬記念ではG1復活勝利を遂げての、今年の復帰初戦を迎えます。
また、牝馬ながら昨年のマイルチャンピオンシップを制したナミュールも注目の一頭でしょう。前走は香港マイルへ臨み香港のレジェンドホース・ゴールデンシックスティの3着に好走。そこから1F延長で再度海外G1へ挑みます。
多く日本からも有力馬を送り込んでいますが、それでも警戒しなければならないのがアイルランド・J&T.ゴスデン厩舎に所属する8歳せん馬のロードノースでしょう。通算戦績21戦10勝となっていますが特筆すべくは2021年から2023年まで現在このレースを3連覇中で、今回4連覇をかけて出走してきました。
ドバイターフは日本時間の3月31日(日)午前0時10分に発走予定です。3連覇中の強豪相手に日本のエースたちがどう立ち向かうか深夜となりますがぜひ応援したい一戦ですね。