女王を決める一戦「桜花賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

アスコリピチェーノ（牝3、黒岩陽一厩舎）

4/3（水）栗東・CW（良）6F80.6－5F65.8－4F51.5－3F36.8－1F11.6（馬なり）

栗東CWコースで2頭併せ。4歳2勝クラスの僚馬フェブランシェを1馬身半追走し、序盤は後ろで折り合いに専念。3コーナー過ぎから徐々にピッチを上げていくと、直線は内から馬なりのまま楽に伸びて併入してゴールしました。1週前は北村宏司騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F82.2-1F11.2の好時計をマークして併入。しまいは11秒台を連発しており、最終追いはしっかりと前走以上の時計をマークと、好調ぶりをアピールしています。万全の態勢を整えているとみて良さそうです。

スウィープフィート（牝3、庄野靖志厩舎）

4/3（水）栗東・坂路（良）4F52.7－3F38.1－2F24.3－1F12.0（馬なり）

栗東坂路で単走。終始馬なりの楽な手応えでしたが、軽快なフットワークでキビキビと駆け上がり、ラスト2Fは12.3-12.0の加速ラップでまとめてゴールしました。1週前は坂路で2頭併せを行い、4F54.3-1F12.1をマークしてクビ差遅れてゴールしました。時計は相変わらず目立って速いというわけではありませんが、前走以上の時計はマークしていますし、そもそも時計を出さずとも結果は出してくれるタイプなので問題はなし。これまで同様坂路を主体とした追い切りを順調に消化してきており、今回も好走パターンに当てはまります。

イフェイオン（牝3、杉山佳明厩舎）

4/3（水）栗東・坂路（良）4F55.1－3F39.8－2F25.5－1F12.5（馬なり）

栗東坂路で2頭併せ。3歳新馬のピコリーナを追走し、坂では内からラスト1F12秒5の脚で交わして1馬身先着しました。1週前はCWコースで3頭併せを行い、最後方で折り合いに専念。道中はキレイなラップを刻んで直線は内からラスト1F11秒4の脚を使って最先着でゴール。ラスト2Fは11.2-11.4の好ラップで全体時計も7F83秒9と自己ベストに迫る時計をマークと時計は優秀です。最終追いは流す程度の軽めの内容でしたが、先週しっかり追って仕上げられているので直前はサラッとやる程度で十分でしょう。3ヶ月ぶりでも太め感はなく、好仕上がりと見てよさそうです。