古馬ダート重賞の「アンタレスS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ハギノアレグリアス（牡7、四位洋文厩舎）

4/10（水）栗東・坂路（やや重）4F53.4－3F38.9－2F25.3－1F12.6（馬なり）

栗東坂路で単走。鋭い脚さばきで登坂していき、馬なりながらも高い集中力と力強いフットワークで迫力ある走りを見せてくれました。1週前は岩田望来騎手を背に坂路で併せ馬を行い、一杯に追われて4F53.1-1F12.2の好時計をマークして先着しました。全体時計はこの馬なりに優秀で、前走以上の時計もしっかりとマークし、最後も飛びの大きい動きをしており前走時の追い切りより動けています。先週の時点であらかた態勢は整った感があり、状態は万全という印象です。

ヴィクティファルス（セ6、池添学厩舎）

4/10（水）栗東・坂路（やや重）4F54.9－3F38.5－2F24.5－1F12.2（馬なり）

池添調教師自らが騎乗し、栗東坂路で単走。スムーズに折り合ってラストも素軽く伸びて12秒2でゴールしました。1週前は池添謙一騎手を背にCWコースで追われ、6F77.6-1F12.5の好時計をマーク。やや失速ラップとなっていますが、序盤が速かったので池添騎手が最後は流しただけとコメントが出ており、問題はなし。時計は自己ベストタイの好時計を楽にマークしており、気配は良好です。

ミッキーヌチバナ（牡6、高橋亮厩舎）

4/10（水）栗東・P（良）5F71.0－4F53.2－3F38.9－1F11.6（馬なり）

栗東Pコースで単走。長めから追われてしまいしっかり追われると、ラスト1Fは11秒6と鋭く伸びてゴールしました。道中のリズムは良く、脚捌きは素軽く軽快そのもの。1週前は和田竜二騎手を背にPコースで併せ馬を行い、6F78.9-1F11.2の猛時計をマークして先着。時計が出やすいPコースではありますが、楽に自己ベストを大きく更新してこれたのは好調の証です。前走は中2週で終いをサッと流す程度でしたが、今回はしっかり休んで追い切りで目一杯動いて自己ベスト更新と、絶好の気配です。