【フローラS予想2024】戦ってきた相手が違う!大ブレイク中のスワーヴリチャード産駒アドマイヤベルが主役

東京競馬の開幕週を飾る重賞は、樫の舞台を目指す3歳牝馬の戦い「サンケイスポーツ賞フローラステークス」が開催。抜けた馬は不在となるが、フリージア賞で牡馬を相手に2着と好勝負を演じたアドマイヤベルは上位に評価したい1頭だ。

前走のフリージア賞は、真ん中枠からまずまずのスタートを決めて先団のあとを追走。後半押し上げて直線は上がり3F2位の33秒9の脚で伸びていき、ゴール前では勝馬を捕らえる勢いで首差の2着に好走した。

2走前の百日草特別では3着に敗れたが、この時の勝馬は先週の皐月賞で4着に好走したアーバンシックといったように、骨っぽい牡馬と戦ってきている。アドマイヤベル自身も展開に逆らっての3着であり、着順以上に強い競馬をしていると言って良い。今回はG2といっても牝馬限定戦であり、能力は上位となるだろう。

また、東京コースが初となる有力馬もいる中で、今回と同じ舞台となる東京2000mで2連勝を挙げている点も好材料。エンジンのかかりが遅いところがあるが、直線の長い東京コースなら現状の力を発揮できる。デビューから3戦連続で左回りを経験しており、距離とコースはベストの条件と言って良いだろう。追い切りでは反応面で良化も見せており、直線ではこれまで以上のパフォーマンスが期待できそうだ。

父はスワーヴリチャードで、昨年のホープフルSを制したレガレイラや京王杯2歳Sを制したコラソンビートなど多くの重賞馬を輩出しており、現在大ブレイク中の産駒。半姉のアドマイヤリードは2017年のヴィクトリアマイルの勝ち馬で、血統背景も優秀だ。ぜひオークスで見たい逸材である。

今回は横山武史騎手と初コンビでの参戦ということで、オークスでもコンビ継続ならここは見逃せない一戦となる。大舞台に向け飛躍を遂げることができるかに注目だ。