安田記念の重要ステップ「読売マイラーズC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ソウルラッシュ(牡6、池江泰寿厩舎)
4/17(水)栗東・CW(良)6F82.6-5F66.1-4F51.0-3F36.4-1F10.9(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬ヴィルヘルムを3馬身追走し、道中は控えて脚を溜めて追走。直線前半は外の相手を見ながらジワジワと差を詰めていく伸びでしたが、ギアが入るとゴール前はバネを利かせた大きなフットワークで一気に差を広げて相手を圧倒し、3馬身差でゴールしました。1週前は松山弘平騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、6F83.5-1F10.8をマークして最先着でゴールしました。ラスト1Fは先週・最終といずれも10秒台をマークしており、しまいの脚は堅実。海外遠征明けとなりますが、動き自体は好調時と比べても遜色ありません。
セッション(牡4、斉藤崇史厩舎)
4/17(水)栗東・坂路(良)4F55.3-3F40.0-2F25.9-1F12.6(馬なり)
栗東坂路で単走。良い手応えで馬場の真ん中を軽快に駆け上がり、ラスト1Fは12秒6をマークしてゴールしました。1週前はCWコースで強めに追われ、6F84.9-1F11.4の好時計をマーク。いずれも馬なりメインではありましたが、ハミをきちんと取って活気は十分。脚どりも良く前回より動きにキレが出てきた印象です。中2週と間隔が詰まるので最終は軽めの調整でしたが、先週は間隔を考えてもしっかり負荷がかけられており、さらに状態を上げてきそうな気配があります。
セリフォス(牡4、斉藤崇史厩舎)
4/17(水)栗東・坂路(良)4F52.7-3F37.4-2F24.2-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。整える程度の軽めの内容でしたが、前走は力んでハミを噛んで7着に敗れており、それに比べるとかなりリラックスできており身のこなしに柔らかさが見られたのは好感が持てます。1週前にはCWコースで一杯に追われ、7F96.2-1F10.9と長めに追われてしまいは抜群のキレを見せてゴール。重心低く回転力ある走りでスピード感も抜群。本番の安田記念を見据えた仕上げとなりそうですが、休み明けとしては十分好仕上がりに整えられている様子です。