【天皇賞春2024予想】春の古馬長距離王決定戦!ドゥレッツァやテーオーロイヤルなど出走予定馬を考察

いよいよ春の古馬長距離王を決めるG1「天皇賞・春」が京都競馬場で開催。スタミナ自慢の競走馬たちが集結する長丁場の一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ドゥレッツァ(牡4、尾関知人厩舎)

前走の金鯱賞・2着から参戦するドゥレッツァ。勝馬のプログノーシスには離されましたが、ただ1頭トップハンデの59kgを背負った中、キャリア7戦という浅いキャリアでここまでやれたのは立派と言えるでしょう。何と言っても2走前の菊花賞の内容が圧倒的で、ハナを切ってペースを落とすと、道中で一旦下げるも再び進出して抜け出し、リードを広げて快勝しました。C.ルメール騎手のエスコートとレースメイクが素晴らしく、変幻自在の立ち回りでタスティエーラやソールオリエンスといった有力馬を抑えて勝ち切ったのは強いの一言。操縦性が高く、左右どちらの手前でも競馬ができ、スタミナも十分と弱点が少なく、今回も崩れる姿は想像し難い1頭です。

テーオーロイヤル(牡6、岡田稲男厩舎)

前走の阪神大賞典・1着から参戦するテーオーロイヤル。2022年の天皇賞・春は3着、昨年12月のステイヤーズS・2着、今年はダイヤモンドS・1着、阪神大賞典・1着と3000m以上の重賞戦線で活躍している生粋のステイヤーです。一昨年の秋から一時期は調子を落としていましたが、今年は初戦のダイヤモンドSは58.5kgを背負いながら横綱相撲で快勝し、続く前走の阪神大賞典は後続に5馬身差で圧勝と勢いを付けてきており、調子を戻してきました。初の京都コースへの適性は未知ですが、ここ3戦は上がり3F最速をマークしており、上がりも使えるようになってきており、こなせる可能性は十分。覚醒しつつある今なら連勝でG1タイトル獲得も夢ではないでしょう。

タスティエーラ(牡4、堀宣行厩舎)

前走の大阪杯・11着から巻き返しを狙うタスティエーラ。昨年は皐月賞・2着、日本ダービー・1着、菊花賞・2着とクラシックでオール馬券圏内を達成している現4歳世代のトップホースです。ただ、前走の大阪杯は1番人気の期待を大きく裏切る11着に敗退。2000mの良馬場が速すぎたのか、はたまた初の阪神遠征が響いたのか、明確な敗因が明かされていないのは気がかりです。今回も輸送はありますが菊花賞と同じ京都ということで変わってくる可能性も。菊花賞で手綱を握ったJ.モレイラ騎手と再コンビを組む点も心強く、連敗中のムードを払拭する好騎乗に期待したいところです。