新潟競馬の日曜メインはハンデG3の「新潟大賞典」です。春の新潟開催の目玉レースで、エプソムCやサマー2000シリーズといった中距離重賞路線へ向けた出発点となる一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ヨーホーレイク(牡6、友道康夫厩舎)
前走の金鯱賞・3着から参戦するヨーホーレイク。2020年のホープフルS・3着、2021年のきさらぎ賞・2着、同年の皐月賞・5着、日本ダービー・7着と早くから活躍していた素質馬です。2022年の日経新春杯では日本ダービー・3着馬のステラヴェローチェを下して快勝した実力馬です。その後屈腱炎で2年近く休養を余儀なくされていましたが、復帰戦となった前走の金鯱賞は展開不向きの中好位から3着に粘る競馬で地力を示しました。久々に使われて上積みも見込めそうで、完全復活の走りも大いに期待できそうです。
レーベンスティール(牡4、田中博康厩舎)
前走の香港ヴァーズ・8着から巻き返しを狙うレーベンスティール。昨年はラジオNIKKEI賞・3着、秋初戦のセントライト記念・1着と中距離重賞戦線で活躍してきた実績馬です。前走の香港ヴァーズは控える競馬で3~4コーナーで動いてと道中は普段通りの競馬でしたが、直線はいつもの伸びが見られず8頭立ての8着に大敗。初の海外戦、慣れない馬場、状態面など考えられる要因はいくつかありますが、明確な原因は不明となっています。大目標は宝塚記念で、ここは負けられない立場。ローカルハンデ重賞でメンバーの格も落ちるここで復活の狼煙を挙げたいところでしょう。
キングズパレス(牡5、戸田博文厩舎)
前走の美浦S・1着から参戦するキングズパレス。これまで17戦して【4-8-2-3】と安定感は抜群も、3勝クラスを7度目でようやく勝利と詰めの甘いところもあり、勝ち切れない走りが多いのがネック。内にモタれるところがありますが、左回りの舞台ならこのあたりの癖も解消してきそうで、パフォーマンスも上がってくるでしょう。昨年の六社SではアメリカJCCを快勝したチャックネイトとタイム差なしの2着、阪神大賞典・2着のワープスピードに先着しており、能力自体高いのは明白。直線まっすぐに走る競馬を覚えれば、一気に出世していく可能性も高そうです。