【京王杯スプリングカップ2024】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

東京競馬の土曜メインは春のマイル王決定戦・安田記念へ向けた重要ステップレース「京王杯スプリングC」です。スプリントからマイル路線まで多数のG1馬を輩出している出世レースで、スプリントとマイル路線の今後を占う上でも見逃せない一戦です。今回は過去10年間のデータをもとにスプリングCの傾向を探っていきたいと思います。

■「2番人気」は複勝率90%

人気は「1番人気」と「2番人気」が最多タイの3勝を挙げており、連対数と3着内の回数は「2番人気」が最多となっています。1番人気は3勝していますが3着内はこの3勝のみで、勝つか圏外かの両極端な傾向となっています。一方「2番人気」は2着3回、3着3回で複勝率は90%と高く、軸馬としての信頼度は「2番人気」の方が高めです。人気薄を見ますと「6~9番人気」は勝利数こそ0回ですが、2着4回、3着4回と2・3着にはよく絡んでおり、このあたりの人気薄がヒモに絡んでくる印象です。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 3 0 0 7
2番人気 3 3 3 1
3番人気 1 0 1 8
4番人気 1 1 1 7
5番人気 1 0 1 8
6~9番人気 0 4 4 32
10番人気以下~ 1 2 0 62
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
2.0~2.9倍 0 0 0 1
3.0~3.9倍 2 0 0 5
4.0~4.9倍 3 3 3 2
5.0~6.9倍 2 1 2 8
7.0~9.9倍 2 0 0 12
10.0~14.9倍 0 2 2 13
15.0~19.9倍 0 2 3 13
20.0~29.9倍 0 1 0 10
30.0~49.9倍 1 0 0 19
50.0~99.9倍 0 1 0 19
100.0倍以上 0 0 0 23
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2014 20,710 円 162,220 円
2015 4,950 円 83,940 円
2016 7,420 円 39,380 円
2017 26,420 円 179,770 円
2018 9,890 円 76,780 円
2019 4,160 円 20,940 円
2020 2,660 円 15,040 円
2021 8,230 円 85,730 円
2022 1,330 円 10,470 円
2023 4,720 円 38,140 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 トウシンマカオ 3.6
2 ウインマーベル 4.5
3 ソーヴァリアント 6.0
4 レッドモンレーヴ 7.7
5 リュミエールノワル 8.9
6 ダノンスコーピオン 17.5
7 スズハローム 18.9
8 メイショウチタン 23.7
9 バルサムノート 25.9
10 ダディーズビビッド 38.5
11 アネゴハダ 43.8
12 カルロヴェローチェ 46.1
13 プルパレイ 54.1
14 グランデマーレ 69.7
15 ロードマックス 168.4
16 クリノガウディー 198.4

■枠は「内枠不利・外枠有利」が顕著&脚質は「差し」が好成績

コースは東京の芝1400mを使用。枠は「5枠」が最多の4勝を挙げており、連対数は「5枠」と「8枠」が最多タイ、3着内の回数は「5・6・7・8枠」が最多タイとなっています。「1枠」と「2枠」は連対数が0回、「3枠」は1回のみとなっており、内枠不利・外枠有利の傾向が顕著です。

脚質は、3着内に入着した30頭中19頭が「差し」または「追い込み」となっており、差し・追い込み勢が中心となります。中でも「差し」は最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多で好成績です。

東京の芝1400mはスタート直後に上り坂があるため、短距離戦のわりに前半のペースはそれほど速くなりにくい傾向があります。最後の直線は約525mと長く、各馬余力をもって直線へ入ってくるため、差しや追い込みが決まりやすいという特徴があります。こうしたコース形態も、差し・追い込み勢が好走している要因の一つと考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 2 14
2枠 0 0 1 15
3枠 1 0 3 13
4枠 0 2 1 16
5枠 4 1 0 15
6枠 2 2 1 15
7枠 1 2 2 18
8枠 2 3 0 19
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 1 8
先行 2 3 4 24
差し 5 4 2 50
追い込み 2 3 3 43

■馬体重の増減が「-3~+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の7勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3~+3kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
-19~-10kg 0 0 1 5
-9~-4kg 3 4 3 38
-3~+3kg 7 6 5 58
+4~+9kg 0 0 1 16
+10~+19kg 0 0 0 6
不明・初出走・未更新 0 0 0 2
今回減 4 5 5 66
同体重 2 2 2 23
今回増 4 3 3 36

■「4歳」が好成績

年齢は、最多の4勝を挙げている「4歳」に注目です。性別は8勝を挙げている「牡馬」が中心となります。所属は「美浦」が6勝を挙げていますが、連対数は「栗東」と同数となっており、東西で大きな差はありません。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
4歳 4 1 5 33
5歳 3 4 4 42
6歳 1 3 1 30
7歳 1 1 0 12
8歳以上 1 1 0 8
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牡馬 8 8 9 99
牝馬 1 2 0 22
セン馬 1 0 1 4
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 6 4 4 53
栗東 4 6 6 72

[該当馬] 4歳馬

  • カルロヴェローチェ
  • スズハローム
  • バルサムノート

■前走レースは「高松宮記念」が好成績

前走レースは、最多の6勝を挙げている「高松宮記念」が断トツの勝利数を挙げており、参考レースとしての重要度は最も高そうです。前走着順は「1・2着」が0勝となっており、前走連対馬が勝ちきれない傾向です。逆に「6着以下」だった馬が5勝を挙げており、前走で掲示板外に敗れた馬の巻き返しが目立っています。前走凡走している馬にも十分警戒する必要がありそうです。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
高松宮記念 6 3 3 19
ダービー卿チャレンジT 2 2 2 25
東京新聞杯 1 2 1 1
洛陽ステークス 1 0 0 0
京都牝馬ステークス 0 2 0 1
読売マイラーズカップ 0 1 2 4
谷川岳ステークス 0 0 1 5
阪神カップ 0 0 1 1
春雷ステークス 0 0 0 10
阪急杯 0 0 0 8
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 6 3 3 22
G2 0 1 3 11
G3 3 6 3 48
リステッド/オープン 1 0 1 28
3勝クラス 0 0 0 14
海外 0 0 0 2
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 0 1 2 19
2着 0 3 1 6
3着 2 1 2 7
4着 0 1 0 6
5着 3 0 0 9
6~9着 2 2 3 39
10着以下~ 3 2 2 39

[該当馬] 前走が高松宮記念だった馬

  • トウシンマカオ(6着)
  • ウインマーベル(12着)

■騎手はフラットな傾向

騎手は「M.デムーロ」と「D.レーン」が2勝ずつを挙げていますが、今年はいずれも騎乗予定がないため、騎手についてはフラットな目線で予想したいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
M.デムーロ 2 0 2 3
D.レーン 2 0 0 2
川田将雅 1 2 0 3
戸崎圭太 1 1 2 4
C.ルメール 1 1 0 6
北村宏司 1 0 0 5
池添謙一 1 0 0 1
横山和生 1 0 0 0
石橋脩 0 1 0 4
松山弘平 0 1 0 3