【平安ステークス予想2024】JRAの名物ダート重賞!ハギノアレグリアスやスレイマンなど出走予定馬を考察

今週はダートG3「平安S」です。6月の帝王賞に向けての前哨戦という意味合いもあり、古馬ダート戦線の猛者が集う一戦です。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。

ハギノアレグリアス(牡7、四位洋文厩舎)

昨年の平安S・2着馬のハギノアレグリアスは雪辱を果たすべく今年も参戦。今年初戦のダイオライト記念と続く前走のアンタレスSはいずれも3着で、大きく崩れず堅実な走りを見せています。前走は好位から終始スムーズな競馬でしまい伸びていきましたが、後ろから差されて前に粘られと、上位2頭には完封。年齢的な衰えの可能性もありそうですが、58kgの斤量も響いた可能性もあり、57kgで臨める今回は直線のパフォーマンスも上がってくるのでは。強敵も不在のここは能力上位で、今度こそ勝ち切れる競馬を見せてくれそうです。

スレイマン(牡6、池添学厩舎)

前走のアンタレスS・2着から参戦するスレイマン。ダートの中距離路線で地道に実績を積み重ね、2走前の門司Sを好位から上がり最速の脚で抜け出す正攻法の競馬で圧勝し、続く前走のアンタレスSでも番手追走からしぶとく粘り切って2着と、着実に力を付けてきています。ブリンカーを付けてからパフォーマンスも上がってきており、今がまさに充実期といった印象。これまである程度間隔を空けてレースを使われてきましたが、今回は中4週と短いローテーション。本格化して状態面は絶好である可能性が高く、連続好走の期待十分です。

ミトノオー(牡4、牧光二厩舎)

前走のマーチS・2着から参戦するミトノオー。デビュー当初からダートの中距離路線で積極策を展開して実績を積み重ねてきました。昨年の兵庫CSを逃げ切り快勝すると、大井のジャパンダートダービーでも3着に逃げ粘り、とにかく自分の型に持ち込めればしぶとい競馬をしてくれます。ジャパンダートダービーや浦和記念など2000mでも好走実績はありますが、1800m前後がベストという印象で、京都1900mの舞台なら問題なし。今回は同型のメイショウフンジンとの兼ね合いも重要となってきそうで、3走前の浦和記念・3着ぶりとなる鞍上の松山弘平騎手の手腕にも期待がかかります。