牝馬クラシック第2弾「オークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
スウィープフィート(牝3、庄野靖志厩舎)
5/15(水)栗東・坂路(良)4F51.9-3F37.6-2F24.3-1F12.1(馬なり)
栗東坂路で単走。外ラチ沿いを追われてラスト2Fは12.2-12.1の加速ラップをマークし、自己ベストに迫る好時計をマークしてゴールしました。馬なりでも迫力あるパワフルな脚捌きで、ラストは見せムチに反応し迫力ある伸び脚を見せてと、迫力ある追い切りを見せてくれました。1週前は坂路で2頭併せを行い、強めに追われて4F52.5-1F12.2をマークし、相手を3馬身突き放して先着。相手の後ろにピタリとついて、合図に鋭く反応して内から一気交わしてと、直線差し切るイメージをしっかりと印象付けてくれました。本番でも楽しみな1頭です。
ミアネーロ(牝3、林徹厩舎)
5/15(水)美浦・W(良)5F68.0-4F52.0-3F36.8-1F10.9(馬なり)
津村明秀騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬バライバドルマリンを追走し、直線は内から取り付いて、ラスト1Fは10秒9の伸び脚を見せて併入しました。1週前も津村騎手を背にWコースで2頭併せを行い、6F85.7-1F11.1をマークして1馬身先着としっかりと負荷がかけられています。最終追いでは追い切り前にダートコースを流し、火曜日にも坂路をこなした後にダートコースを周回するなど、距離延長がカギとなってくるだけに体力面の強化を図った追い切りを消化している点は好感が持てます。
エセルフリーダ(牝3、武藤善則厩舎)
5/15(水)美浦・W(良)5F65.5-4F50.9-3F36.7-1F11.2(一杯)
美浦のWコースで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬サンロレンツォを追走し、道中はキレイなラップを刻んで脚を溜めていきます。4コーナーで内から取り付くと、直線は鞍上の手もしっかりと動いて一杯に追われ、ラスト1F11秒2の切れ味で2馬身先着しました。時計は自己ベストを大幅に更新し、ラスト1Fも過去最速をマークしてきた点には好感が持てます。1週前はWコースで3頭併せを行い、5F68.5-1F11.4をマークし、最先着でゴール。中間の乗り込み量は多く、ここまでの調整過程は順調そのものです。