いよいよ日本ダービー開幕です!「最も幸運な馬が勝つ」と言われる日本ダービー(東京優駿)ですが、今年の日本ダービーを制すのは果たしてどの馬か?今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。
ジャスティンミラノ(牡3、友道康夫厩舎)
皐月賞を無傷の3連勝で制したジャスティンミラノ。皐月賞まではスローからの切れ味勝負で勝ち上がってきたが、前走の皐月賞は前半5F57秒5というこれまで経験したことのないハイペースに。しかしながらこれを先行して難なくこなし、1分57秒1のコースレコードで圧勝と、文句なしの勝ちっぷりを披露しました。東京コースの立ち回りセンスやダービーで求められる末脚はすでに共同通信杯で証明しており、早くから“ダービー向き”と評価されていた1頭です。2020年のコントレイル以来、無敗での二冠達成となるかに注目です。
レガレイラ(牝3、木村哲也厩舎)
皐月賞・6着から巻き返しを狙うレガレイラ。前走は1番人気の期待を裏切る結果となってしまいましたが、前の止まらない高速馬場でスタートの不利もありながらと条件が合わなかった印象です。前走は代打の北村宏司騎手でテン乗りということもあり、道中は折り合いに徹する競馬でいっぱいいっぱいだった模様。今回主戦のC.ルメール騎手へ手綱が戻る点は心強く、力を出し切る競馬が得意なルメール騎手ならパフォーマンスも上がってくるでしょう。距離は持ちそうなタイプで良い末脚も使え、能力も上位となればここは巻き返しの可能性十分です。
アーバンシック(牡3、武井亮厩舎)
皐月賞・4着から参戦するアーバンシック。道中は13番手と位置取りが後方過ぎたこともあってか、直線は上がり2位の34秒1と良い伸びを見せるも4着が精一杯といった内容でした。2走前の京成杯でも上がり最速33秒9の脚で伸びて2着と、勝ちきれないまでもしまいの脚は堅実です。3走前に走った東京2000mの百日草特別では上がり最速33秒2の末脚で差し切っているように、しまいの脚が活きる東京コースは相性抜群。武井調教師も「東京の方が合う」とコメントしており、ようやく適性舞台で走れるここは得意の末脚爆発に期待です。