上半期のマイル王決定戦「安田記念」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される有力馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。

セリフォス（牡5、中内田充厩舎）

5/22（水）栗東・CW（良）6F78.9－1F11.2（馬なり）

川田将雅騎手を背にCWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬エスコーラを追走し、4コーナーで内から差を詰めると、直線はラスト1F11秒2の脚で伸びて併入しました。1週前はしっかりと負荷がかけられ、時計もあっさりと自己ベストを更新してきました。4ヶ月の休み明けだった前走はまだ本調子手前という状態ながら2着に好走。1戦使われてさらに素軽さが増した印象で、着実に状態は上向いています。

ソウルラッシュ（牡6、池江泰寿厩舎）

5/22（水）栗東・CW（良）6F81.5－5F65.6－4F50.3－3F35.9－2F22.4－1F10.9（馬なり）

栗東CWコースで2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬スペクトログラムを追走し、ジワジワと差を詰めていき、直線を向いた時点で差は2馬身ほど。内からさらに伸びていき、ラスト1F10秒9の好時計で一気に交わして4馬身先着してゴールしました。ラスト1Fの10秒9はこの日唯一の10秒台で、集中力とキレはまさに一線級。前走時のCWでもラスト1Fは10秒台をマークしていたが、今回も2週前、1週前といずれも10秒台を叩き出しており、持ち味の末脚は遺憾なく発揮できる状態にあると見て良さそうです。

ウインカーネリアン（牡7、鹿戸雄一厩舎）

5/22（水）美浦・W（良）6F78.8－3F36.4－1F11.2（馬なり）

美浦のWコースで3頭併せ。前半から好ラップを刻んでいく攻めた追い切りで、ラスト1Fは11秒2で伸びて2頭と併入。1週前Wコースで併せ馬はこれまで同様のパターンですが、時計は自己ベスト更新、しまいの11秒2もここ1年では最速のラスト1Fと時計は優秀です。昨年の安田記念は海外遠征明け初戦で時計はそこまで出していませんでしたが、今年はしっかりと時計を出して負荷のかかる追い切りを消化。去年に比べたら確実に好状態に整えられていると見て良さそうです。