16日(月・祝)は盛岡競馬場で「マーキュリーカップ」が開催。岩手競馬で年度の最初に行われる交流重賞競走で、岩手競馬の夏の風物詩と言えるレースだ。
今年で第22回目を迎えるが、過去21回の開催中JRA所属馬が19勝を挙げており、地方所属馬は2勝のみとJRA勢が圧倒している状況だ。今年もJRA所属馬を中心に狙いたい。
「夏は格より調子」という競馬の格言があるが、格言通りに買うなら現在4連勝中のフェニックスマークだろう。通算成績は7戦5勝(5-2-0-0)で、これまで一度も連(2着内)を外していない堅実ぶりを見せている。昇級戦であった前走のブリリアントSは距離延長の不安を克服し、2着馬に1馬身1/4差つけ圧勝。交流重賞は初挑戦となるが、十分通用する力があると見て良さそうだ。
昨年の覇者ミツバも侮れない一頭だ。昨年のJBCクラシックでも3着に健闘するなど、重賞実績はメンバートップ。前走の平安Sでは4着に敗れたが、グレイトパールやテイエムジンソクに先着し、勝ち馬とは僅差だった。ここでは実績的にも能力的にも上位の存在となる。
「調子」で買うなら今年は掲示板(5着内)を外していないヨシオも外せない。今年は6戦して1勝、2着2回、4着3回(1-2-0-3)という成績。二桁着順が続くことが多かった去年に比べ、今年は安定感がある。今夏はすでに函館を2戦使っており、先週の函館のマリーンS(4着)から連闘ということで疲れが少々気がかりだが、状態が良いなら今回も好走が期待できる。
ということで、今年のマーキュリーカップの予想は、本命フェニックスマーク、対抗ミツバ、連下ヨシオという予想となった。人気の組み合わせ故、少点数で勝負したいところだ。