秋の大一番に向けて実力馬が集結するG3「エプソムC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
レーベンスティール(牡4、田中博康厩舎)
6/6(木)美浦・W(良)6F83.8-1F11.5(馬なり)
美浦のWコースで3頭併せ。古馬オープンの僚馬レモンポップと3歳1勝クラスのヴァルドルチャと3頭併せを行い、直線は抑えきれない手応えで伸びていきラスト1Fは11秒5の脚で伸びて2頭と併入しました。1週前はWコースで2頭併せを行い、6F79.7-1F11.1の好時計をマークして併入。前走は海外遠征明けの一戦でテンションも高く、状態面に不安がありましたが、今回は比較的余裕が見られ、仕上がりは前走以上に映ります。
シルトホルン(牡4、新開幸一厩舎)
6/5(水)美浦・W(良)6F80.0-5F64.6-4F51.2-3F37.2-1F11.4(馬なり)
吉田豊騎手を背に美浦のWコースで3頭併せ。3歳未勝利の僚馬プラチナバンドと、古馬オープンのヴィジョンオブラヴを先行させ、道中は最後方で折り合いに専念。4コーナーで最内から差を詰めると、直線は馬なりのままラスト1F11秒4の脚で伸びて外のプラチナバンドと併入、中のヴィジョンオブラヴに1馬身先着しました。余力たっぷりながら楽に併せ馬に取り付いて先着と、動きには素軽さがありますし、時計も自己ベスト更新。前走使われて着実に良化してきており、高いパフォーマンスが期待できそうです。逃げ馬候補ということもあり、注目度は高い1頭です。
ルージュリナージュ(牝5、宗像義忠厩舎)
6/5(水)美浦・W(良)6F82.8-5F66.5-4F51.8-3F37.3-1F11.5(馬なり)
美浦のWコースで3頭併せ。3歳未勝利の僚馬コウエツと同じく3歳未勝利のカーリングホリデーを先行させ、道中は落ち着いて追走。直線は最内から仕掛け、馬なりのまま一気に加速してラスト1F11秒5の脚で伸びて、中コウエツに1馬身先着し、外カーリングホリデーに併入でフィニッシュしました。前走の追い切りでは道中行きたがるところがありましたが、今回は落ち着いて折り合えており、精神面は良好。5Fの66秒5は前走の69秒7の時計を大きく上回る好時計で、動き・時計ともに前走以上の内容でした。最終追いはあまり速い時計は出してこない厩舎ですが、好時計を出してきている今回はそれだけ好調であると見て良さそうです。