愛知杯・3着、中山牝馬S・5着、福島牝馬S・1着と堅実に力をつけてきたコスタボニータ。
前走の福島牝馬Sは3コーナーでシンリョクカとライトクオンタムが落馬するアクシデントがあったが、影響を受けずインコースからレースを進め、直線では外へ出されてゴール前で前の馬をクビ差交わして快勝した。直線の進路取りは決してスムーズではなかったが、道中器用に立ち回れた分、脚はしっかりと溜まっていた。最後の最後で差し切れたのはその分だろう。
中山、小倉、福島で結果を出しており、小回り・内回りコースは得意な馬だ。京都は今回が初となるが、コーナー4つをまわる京都の内回りコースは合うだろう。問題はむしろ距離の方で、2000mは愛知杯・3着があるが、1800mを主戦場としているだけに距離適性の見極めは大きなポイントとなるだろう。
この馬の好走パターンとしてはなるべく時計が早過ぎないことが条件として挙げられるが、今年は週末が雨ということで好都合。タフ馬場を嫌う馬もチラホラとおり、このアドバンテージは活かしたい。
京都芝2000mのコース形態を見ると、3コーナー途中から下りとなっており、この下り坂で勢いを付けてペースアップしていく傾向が強い。3コーナーあたりからのロングスプリントとなった場合にどうかという点は考えておきたい。
3歳時はマイル路線で切れる脚を使えるタイプという印象があったコスタボニータだが、近走は長く良い脚を使うようになってきており、京都のコース形態も合いそうだ。
前走の福島牝馬S・1着で良い弾みも付いており、好条件も十分に揃っているここは重賞連勝も大いに有り得ると思って有力視したい。