【関東オークス2024予想】逃げ馬候補のアンデスビエント、ハナを切って行き切れば

12日は川崎競馬場で3歳ダート女王を決する「関東オークス」が開催。過去10年でJRAが全10勝を果たしており、1番人気と2番人気が3勝ずつと、中央の人気馬が例年好走している。

今年の中央勢はクリスマスパレードやイゾラフェリーチェなど芝コース出身の馬が多いが、今回は数少ないダートホースであるアンデスビエントに注目したい。ダート中距離の1勝クラスで勝ち星を挙げているのはこの馬だけで、実績・適性を重視するならこの馬から狙いたい。

前走の京都・ダート1800m戦を3馬身半差で逃げ切り、2走前の1勝クラスも逃げて2着と、近2戦はいずれも逃げの競馬を展開。デビュー戦から中距離の舞台でしのぎを削ってきた1頭であり、ハナさえ切れれば高い確率で好走してくれると見るファンも少なくないだろう。前走の勝ちタイム1分52秒9は前日の古馬1勝クラスを上回る優秀な時計で、4着だった馬が次走で古馬を撃破しており、レースレベルも高かった。ここでも十分に通用すると見て良さそうだ。

懸念材料としては初のナイター、初の左回りという2点か。母のアンデスクイーンは2020年に同じ川崎ダート2100mのエンプレス杯を制覇しており、血統面で見ると期待度は高い。前走時に手綱を取っていたルーキーの田口貫太騎手が今回も騎乗予定となっており、人馬ともに重賞初制覇に期待したい。