【宝塚記念2024】1週前追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3を公開

上半期のグランプリ「宝塚記念」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される有力馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。

ドウデュース(牡5、友道康夫厩舎)

6/12(水)栗東・CW(良)6F79.8-1F10.8(馬なり)

武豊騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬ヴィゴラスダンサーと3歳2勝クラスのサトノシュトラーセを追走。最後方で折り合いに専念し、4コーナー手前で馬体を並べて横一線に。直線序盤で騎手の手が動くと、最内から身体を大きく使ったダイナミックなフットワークを見せ、ラスト1F10秒8の脚で後続を5馬身突き放して先着しました。ラスト2Fは10.9-10.8という10秒台の好ラップを叩き出しており、絶好調ぶりをアピール。追い切りは普段からよく動くタイプの馬ですが、今回も動き・時計ともの申し分ない内容です。騎手とのコンタクトもスムーズで、万全の態勢を整えてきていると見て良さそうです。

ベラジオオペラ(牡4、上村洋行厩舎)

6/12(水)栗東・CW(良)6F81.5-5F66.4-4F51.5-3F36.3-1F10.8(一杯)

上村洋行調教師自らが手綱を握り栗東CWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬サヴァを1馬身先行させ、道中は前の馬を見ながら脚を溜めて追走。直線はピッチを上げて内からラスト1F10秒8の脚で抜き去り、3馬身差を付けて先着しました。直線ではムチを2発入れられるほど目一杯追われており、1週前は負荷のかかる追い切りを消化。ラスト1Fで10秒台をマークしたのはドウデュースとベラジオオペラの2頭のみで、ドウデュース同様こちらも絶好の気配を漂わせています。

シュトルーヴェ(セ5、堀宣行厩舎)

6/13(木)美浦・W(良)6F82.4-5F65.7-4F50.4-3F35.7-1F11.2(馬なり)

美浦のWコースで3頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬ミッキーラッキーと、古馬2勝クラスのダノンボレロを先行させ、道中は2頭を見ながら最後方で追走。直線しっかりと追われると、ラスト1Fは11秒2の脚で最内から伸びて外のミッキーラッキー、中ダノンボレロと併入しました。2頭を交わし切ることは出来ませんでしたが、中2週という短い間隔の中でここまでハードに追えたのは好印象です。状態面を見極めたうえで出走するかを判断するというコメントが陣営から出ていたので状態面が気がかりでしたが、疲れや調子落ちの様子はうかがえませんので、ひとまず順調とみてよさそうです。