【ラジオNIKKEI賞2024予想】逃げ馬セットアップ、ハンデ58kgでもしぶとさ活かせるか?

福島競馬の開幕を飾る重賞は3歳限定のハンデ重賞「ラジオNIKKEI賞」が開催。夏競馬らしく伏兵が馬券を賑わすレースとしても知られており、予想は難解を極める。

実績面では唯一の重賞馬セットアップが最上位。昨年9月の札幌2歳Sは好スタートからハナに立ち、1000m通過62秒1と緩いペースで逃げていく。そのまま後続に影を踏ませず4馬身差の完勝と、危なげない勝ちっぷりだった。

続く暮れの朝日杯FSでは7着、今年初戦のサウジダービーでは11着とその後のレースは結果を出せていないが、悲観する必要はなし。朝日杯は前半でハナを切り、3コーナー手前から競られてペースが上がった中でも勝ち馬と0秒5差までは粘れた。展開が厳しかった中でこの内容なら評価を落とす必要はないだろう。前走のサウジダービーはシンプルにダートでのレース経験不足で、持ち味のスタミナを活かしきれなかったという印象。

スタミナ面で1800mも問題なく、先行脚質が好走傾向にある同レースにおいてはセットアップのスタイルは合うはずだ。ただ、キャリア全2勝を札幌であげているように時計のかかる芝コースが合う印象で、開幕週の福島の馬場で力を発揮できるかどうかがポイントとなりそうだ。また、斤量もトップハンデの58kgと重賞馬らしく背負わされており、過去最大の斤量となる点がどこまで響くかも気がかりだ。

まずはここもハナ主張でしぶとさを活かしたいところで、開幕週の良馬場で、トップハンデの58kgを背負って逃げた時にどこまでやれるかという点を予想して取捨を判断したい。