【北九州記念2024】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

今週はサマースプリントシリーズの第2戦となる「北九州記念」が小倉競馬場で開催されます。一昨年は16番人気の大穴ボンボヤージが優勝し、2020年は8番人気が優勝、2019年は9番人気が優勝、2017年は二桁人気2頭が絡むなど、近年はとくに波乱の決着が続いています。夏のローカルハンデ重賞らしく、波乱傾向が強い印象の一戦です。今回は過去10年間のデータをもとに北九州記念の傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は0勝、波乱傾向はかなり強め

人気は「1番人気」が0勝、「2・3番人気」も1勝ずつとなっており、上位人気の勝率は極めて低いです。勝利数は「8番人気」の3勝が最多で、「9番人気」や「16番人気」が勝利を挙げるなど下位人気の台頭が目立ちます。「10番人気以下」は3着内が6回と、穴馬もよく絡んできます。3連単は10万馬券以上が4回で、そのうち2回は100万馬券以上の高額配当となっており、波乱傾向が非常に強いレースとなっています。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 0 4 1 5
2番人気 1 0 1 8
3番人気 1 2 1 6
4番人気 0 2 1 7
5番人気 2 0 1 7
6~9番人気 5 0 2 33
10番人気以下~ 1 2 3 77
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 0 1 0 0
2.0~2.9倍 0 1 1 0
3.0~3.9倍 0 2 0 3
4.0~4.9倍 0 0 0 3
5.0~6.9倍 2 2 1 6
7.0~9.9倍 2 2 3 13
10.0~14.9倍 2 0 1 17
15.0~19.9倍 1 0 1 12
20.0~29.9倍 1 0 1 18
30.0~49.9倍 1 2 0 27
50.0~99.9倍 0 0 1 22
100.0倍以上 1 0 1 22
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2014 53,270 円 3,953,810 円
2015 1,940 円 13,770 円
2016 4,970 円 34,850 円
2017 24,410 円 1,078,270 円
2018 7,630 円 71,170 円
2019 22,790 円 117,900 円
2020 6,910 円 93,990 円
2021 8,100 円 51,840 円
2022 113,390 円 493,580 円
2023 6,330 円 99,380 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ピューロマジック 5.4
2 ジャスパークローネ 6.4
3 ナナオ 8.9
4 サーマルウインド 11.4
5 ペアポルックス 14.8
6 エイシンスポッター 16.3
7 グランテスト 16.9
8 バースクライ 19.3
9 ヨシノイースター 26.5
10 メイショウソラフネ 27.6
11 カンチェンジュンガ 31.2
12 サウンドビバーチェ 36.1
13 グレイイングリーン 40.1
14 テイエムスパーダ 46.7
15 ヤクシマ 53.3
16 トゥラヴェスーラ 67.8
17 スリーパーダ 71.9
18 キタノエクスプレス 87.9
19 モズメイメイ 97.6
20 ディヴィナシオン 109.2
21 ショウナンハクラク 113.4
22 ロードベイリーフ 132.9
23 リプレーザ 154.7
24 メディーヴァル 170.1

■枠はフラットな傾向&脚質はペース・馬場次第

コースは小倉の芝1200mを使用。枠は「1・2・8枠」が2勝ずつを挙げており、連対数は「3枠」が最多、3着内の回数は「6枠」が最多となっています。どの枠もまんべんなく好走しており、枠順についてはフラットな目線で予想したいと思います。

脚質は「先行」と「差し」が最多タイの4勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「先行」が最多となっています。先行・差しと大きな差はなく、どの脚質も好走しています。小倉の1200mは最初のコーナーまでの距離が479mと長く、スタートしてすぐに下りとなるため前傾ラップになりやすい特徴があります。最後の直線が短く先行が決まりやすいコースですが、序盤のオーバーペースで差しもよく決まります。脚質についてはペースや馬場を読んでから判断するのが良さそうです。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 2 0 1 16
2枠 2 1 0 16
3枠 1 3 0 15
4枠 0 2 1 17
5枠 1 2 1 16
6枠 1 2 4 13
7枠 1 0 1 25
8枠 2 0 2 25
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 1 1 7
先行 4 5 3 29
差し 4 3 4 62
追い込み 1 1 2 45

■ハンデが「55kg」の馬が好成績

ハンデは、2勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「55kg」に注目です。馬体重の増減は、最多の6勝を挙げている「+4~+9kg」に注目です。

ハンデデータ
ハンデ 1着 2着 3着 4着以下
~50kg 0 0 0 6
51kg 2 0 1 8
52kg 0 2 0 13
53kg 2 0 2 21
54kg 1 0 3 36
55kg 2 4 1 28
55.5kg 0 1 1 3
56kg 1 1 1 18
56.5kg 0 1 1 1
57kg 2 1 0 4
57.5kg 0 0 0 2
58kg 0 0 0 3
馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 0 1
-19~-10kg 0 0 0 4
-9~-4kg 0 1 1 26
-3~+3kg 4 6 3 59
+4~+9kg 6 2 5 39
+10~+19kg 0 1 1 10
+20kg~ 0 0 0 4
今回減 1 4 1 49
同体重 1 1 0 24
今回増 8 5 9 70

[該当馬] ハンデが55kgの馬

  • カンチェンジュンガ
  • バースクライ
  • モズメイメイ
  • ヤクシマ
  • ロードベイリーフ

■年齢はフラットな傾向

年齢は「5歳」と「6歳」が3勝ずつを挙げており、連対数と3着内は「5歳」が最多となっています。どの年齢もまんべんなく好走しているので、5歳がやや優勢という程度に考えたいと思います。

性別は「牝馬」が6勝を挙げており、連対数と3着内も最多です。所属は「栗東」が9勝を挙げており、関西馬が中心となります。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
3歳 1 1 2 17
4歳 3 2 3 16
5歳 2 7 1 42
6歳 3 0 4 39
7歳 1 0 0 22
8歳以上 0 0 0 7
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牡馬 4 4 4 81
牝馬 6 6 6 59
セン馬 0 0 0 3
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 1 0 0 6
栗東 9 10 10 137

■前走レースはフラットな傾向

前走レースは最多の4勝を挙げている「CBC賞」が参考レースとしての重要度が高そうですが、今年は阪神競馬場の改修工事に伴う開催日割の変更のため北九州記念と開催時期が入れ替わりとなります。故に今年は該当馬がおらず、次いで勝利数が多いアイビスSDから来る馬もおりません。今年は例年の開催時期と異なるため、前走レースについてはフラットな目線で予想したいと思います。

前走着順は「1着」が最多4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。とくに勝ち馬については前走で勝っている馬から出やすい傾向となっています。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
CBC賞 4 2 3 35
アイビスSD 3 3 2 26
佐世保ステークス 1 1 0 3
バーデンバーデンC 1 0 2 18
福島テレビオープン 1 0 1 11
高松宮記念 0 1 1 5
葵ステークス 0 1 0 4
安土城ステークス 0 1 0 4
水無月ステークス 0 1 0 2
函館スプリントS 0 0 1 7
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 0 1 1 8
G2 0 0 0 5
G3 7 5 6 72
重賞 0 1 0 3
リステッド/オープン 2 1 3 41
3勝クラス 1 2 0 13
新馬・未勝利 0 0 0 1
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 4 8 2 23
2着 0 1 2 11
3着 2 0 1 8
4着 1 0 1 10
5着 1 0 1 9
6~9着 1 1 2 34
10着以下~ 1 0 1 48

■騎手はフラットな傾向

騎手は「武豊」騎手が唯一2勝を挙げていますが、今年は騎乗予定がありません。その他の騎手で2勝以上を挙げている騎手はおらず、特定の騎手が活躍している傾向はありません。騎手についてはフラットな目線で予想しても良いでしょう。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
武豊 2 0 0 4
藤岡康太 1 1 1 4
幸英明 1 1 0 7
秋山真一郎 1 1 0 2
川須栄彦 1 0 0 5
菱田裕二 1 0 0 2
団野大成 1 0 0 1
福永祐一 1 0 0 1
丸田恭介 1 0 0 0
鮫島克駿 0 2 0 4