3歳限定で行われる唯一のハンデ重賞「ラジオNIKKEI賞」がいよいよ開催だ。
直線の短い福島の開幕週とあって「逃げ・先行」が圧倒的有利とされる同レース。過去10年においても「先行」が【5-6-1-23】、「逃げ馬」も【1-2-3-5】と前目で競馬を進めた馬が好成績を挙げている。
伏兵馬からでも十分に勝負できる波乱傾向の強い一戦ということで、穴馬の選出も必須となりそうだ。今年とくに穴馬として有力視したいのは、逃げ馬候補のメイショウヨゾラだ。
今年初戦のフェアリーSは10着、続くアネモネS・3着、その後は1勝クラスを2戦して6着・4着と未勝利戦快勝後は結果を出せていない。ただ、アネモネSでは前半3F34秒5というハイペースで逃げて3着としぶとい競馬を見せている。
近3戦はすべてハナをきって逃げており、スタートの良さとテンの速さはメンバー上位。さらに今回はハンデ51kgと斤量面でも恵まれており、ハナを切れる可能性は大。また、枠も2枠2番と内目の好枠を引けており、開幕週の偶数内枠は絶好条件。メンバー構成的に競ってくる馬も少なそうで、スローペースに落とせそうな気配も十分だ。
当然能力的にはどうかという懸念はあるが、開幕週で前が有利になりやすい小回りコース、斤量51kgで内枠と好条件がかなり揃っており、能力が足らない部分を補える条件は十分に揃っている。ハナを切れる可能性が高いここはしっかりと自分の競馬を展開してくれるだろう。レース傾向的に前残りが目立つラジオNIKKEI賞なら、粘り込みがあっても驚けない。