【マーキュリーC予想2024】メイショウフンジンは“スタート”が全て

盛岡競馬の12Rはダート2000mで行われるJpn3「マーキュリーカップ」が開催。今年の主役候補は昨年の3着馬、メイショウフンジンだ。

昨年はスムーズにハナをきり、自分のリズムに専念。途中から番手追走となるも、他に絡まれない自分の形で持って行けたことで、最後も粘りきれた。近3走は佐賀記念3着、ブリリアントS・1着、平安S・3着とダートグレードを中心に上位争いを演じており、その全てが2番手より前で競馬。とにかく被されたり揉まれたくないタイプなので、いかに自分のリズムで競馬ができるかがカギとなる。

それでも着実に昨年よりも成長は見せており、揉まれ弱いところがある中でも先行しての粘り強さは以前にも増して磨きがかかってきた。6歳を迎えたが着実に地力は強化しており、最後まで諦めない勝負根性は健在だ。

ハイペースで逃げ先行してもバテない馬ではあるが、溜めてもキレが出るタイプではないので、“スタート”で勝敗が決まってしまうと言っても過言ではない。今回1枠1番と最内枠に入ったので、この枠を活かしきれるかどうか。うまく出せればアドバンテージを取れるが、ミスをすれば被せられる枠だ。テンはそこまで速くないので信頼度は高くないが、今の充実度と能力を考えればスタートさえ決まれば圧勝も有り得る1頭。

今年こそ悲願のダートグレードVを果たせるかに注目だ。