札幌競馬の日曜メインは芝1200mで行われるリステッド「しらかばS」が開催。

主役は前走のNHKマイルC・15着から参戦するマスクオールウィンが最有力か。昨年6月に東京のマイルでデビューしたドレフォン産駒の3歳牝馬だ。福島1200mの未勝利戦を快勝し、昨年末まで短距離路線で結果出してきた。

今年初戦のフェアリーSでデビュー戦以来のマイル戦に挑戦し、後方から控えて上がり最速の脚を使って2着に食い込んだ。その後は桜花賞・14着、NHKマイルC・15着とG1戦線にも挑戦するが、見せ場を作れず連敗。今回は約7ヶ月ぶりの1200m戦ということで再び距離を縮めてきたが、近2戦が距離が長すぎるという印象で負けていただけに、巻き返しを期待したい。

さらに今回はハンデ52kgとかなり恵まれた。これまでデビューから一貫して55kgを背負ってきた同馬にとって、一気に3kg減るのはかなり楽に感じるはずだ。

気がかりなのは前走のNHKマイルCにおける斜行だ。最後の直線でマスクオールウィンとアスコリピチェーノが内側に斜行し、キャプテンシーとボンドガールの進路に影響。意図的に妨害する目的ではなかったとしても、今回もまずは真っすぐに走ってもらうことを鞍上の岩田騎手には意識してもらいたい。