【アイビスサマーダッシュ2024】韋駄天S勝ちのチェイスザドリーム、実力は本物か?

新潟競馬の開幕を飾る重賞は夏の新潟競馬の名物レース「アイビスSD」が開催。

やはり注目すべきは同じ舞台で行われた韋駄天Sの好走馬。今年の韋駄天Sの覇者はダートから芝への転身初戦で快勝したチェイスザドリームだ。

もともとダートの短距離路線を使われてきた馬で、昨年末のカペラSではハイペースを番手追走から2着に粘り込むなどスピード能力の高さを示してきた。韋駄天Sでは初芝起用ながら1番人気に推され、レース本番でも好位からジリジリと抜け出し、初芝、初千直という初物づくしの挑戦をあっさりとクリアした。

名スプリンターのロードカナロアを父に持ち、母のゴールドチェイスもダートの短距離を使われてきた馬ということでやはりスピード能力は芝でも一級品。ダッシュ力はおそらく今回のメンバーに入っても上位。

とは言え、前走は開催後半のタフな芝でダート馬向きの馬場であったし、16頭立ての7枠13番と外枠からスタートできた恩恵もあっただろう。最終週の新潟の芝で55秒0と悪くない勝ちタイムだが、今回は開幕週でさらにタイムが速くなりそうなだけに、前走とは勝手が変わってくる可能性も高い。

今回も斤量は前走に続き55kgと軽量なので、持ち前のダッシュ力で一気に前へ出れることも出来よう。あとは枠によって競馬のしやすさも変わってくるが、軽い馬場さえ克服できればまず勝ち負けになりそうな1頭だ。

これまで精彩を欠くレース内容が続いていたが、芝転身後2戦目で一気に重賞初制覇となるかに注目だ。