1000mの直線レース「アイビスサマーダッシュ」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ウイングレイテスト（牡7、畠山吉宏厩舎）

7/24（水）美浦・W（良）5F68.6－4F52.9－3F37.9－1F11.0（馬なり）

松岡正海騎手を背に美浦のWコースで単走。序盤はゆったりと入り、道中も自分のリズムで折り合って進めていきます。直線で鞍上に軽く促されると、一気にフル回転のフットワークで伸びてこの日最速タイとなるラスト1F11秒0をマークしてゴールしました。1週前も松岡騎手を背にWコースで2頭併せを行い、5F63.2-1F11.3をマークして先着。全体時計は自己ベスト更新で4Fも49秒1と50秒を切る好時計。ラスト2Fも11秒5－11秒3の好ラップをマークして相手に先着と、時計・動きともに好内容の追い切りを消化しました。中間も毎週松岡騎手が追い切りを付けており、万全の態勢を整えてこれている印象です。

ショウナンマッハ（セ5、茶木太樹厩舎）

7/24（水）栗東・坂路（良）4F52.4－3F37.0－2F23.6－1F11.7（馬なり）

栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快に駆け上がり、仕掛けられると鋭く反応してラスト1Fは11秒7の好時計をマークしてゴール。ラスト1Fはこの日の栗東坂路の一番時計で、攻め馬で目立つタイプとは言え反応と伸びは抜群です。1週前は坂路で一杯に追われて452.3-1F12.1をマークしており、ラスト2Fは12秒1－12秒1の好ラップ。2走前の邁進特別を快勝した際も坂路で速い時計を出しており、同様のパターンで来れている今回も好状態で臨めると見て良さそうです。

グレイトゲイナー（牡7、森秀行厩舎）

7/24（水）栗東・坂路（良）4F52.0－3F37.8－3F24.8－1F12.1（馬なり）

栗東坂路で単走。しまい重点に追われてラスト1Fは12秒1をマークしてゴール。1週前は坂路を単走で追われ、4F52.0-1F12.2をマークし、ラスト2Fも12秒6－12秒2の好ラップ。加速ラップを刻んでいる時は好走しているだけに、今回も好走パターンで来れています。最終追いは終い重点でバランスの確認に徹した内容でしたが、1週前の時点であらかた仕上がっており、問題はなし。もともと調教駆けするタイプの馬で坂路ではほぼ毎週好時計をマークしており、約3ヶ月の休み明けでもしっかりと力は出せる状態に仕上げられていると見て良さそうです。