夏の女王決定戦「クイーンS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
スタニングローズ(牝5、高野友和厩舎)
7/24(水)函館・W(やや重)5F71.7-4F55.1-3F40.6-1F12.4(馬なり)
北村友一騎手を背に函館のWコースで単走。ピッチ走法でも脚取りは軽快で、軸の安定した走りで初の洋芝でも力を伝える走りが出来ています。1週前には栗東坂路で追われ、4F54.7-1F11.8をマーク。最終追いは函館のWコースで軽めに流す程度でしたが、先週・先々週としまいは11秒台を叩き出しており、休み明け3戦目で上積みも見込めそうです。調整過程は順調そのもので、ここでパフォーマンスを上げてくる可能性は高そうです。
アルジーヌ(牝4、中内田充厩舎)
7/24(水)函館・W(良)5F71.3-4F55.0-3F40.4-1F12.9(馬なり)
函館のWコースで単走。1コーナーでキツネがコースに乱入するハプニングがありましたが、大きく動じることなく軽快に進め、直線は手綱を持ったままの馬なりで伸びてラスト1F12秒9をマークしてゴールしました。1週前は栗東のCWコースを単走で追われ、7F98.0-1F11.4をマーク。ラスト2Fは11秒5-11秒4の好ラップをマーク。日曜に函館に到着し、火曜にWコースで流してと輸送後も順調に動けています。勝った前走は終い11秒台前半を連発して好走しており、同様のパターンで来れている今回も好調と見て良さそうです。
イフェイオン(牝3、杉山佳明厩舎)
7/24(水)札幌・芝(やや重)5F66.7-4F51.5-3F36.8-1F11.6(馬なり)
札幌の芝コースで単走。終始手応えは良く、素軽いフットワークでラスト1Fを11秒6でまとめてゴール。洋芝でもしっかりと芝を捉えて走ることが出来ており、速いラップも刻めてと洋芝への適性は高そうです。1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F80.5-1F11.6の好時計をマークして半馬身遅れてゴール。相手には遅れましたが、CWの自己ベストを更新しており、上昇度も見込めそうな気配です。促しに対する反応も素早く、状態の良さがうかがえる内容。近走の中では一番好状態に仕上げられている印象です。