サマー2000シリーズ第3弾「小倉記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ディープモンスター（牡6、池江泰寿厩舎）

8/7（水）栗東・坂路（良）4F54.5－3F38.9－2F24.8－1F12.1（馬なり）

栗東坂路で単走。序盤はゆったりと入り、しまい重点に追われてラスト1Fは12秒1をマークしてゴールしました。時計は先週しっかり出しているので、最終追いは調整程度という内容。その1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F79.5-1F11.2の好時計をマークして3馬身先着しました。序盤やや掛かるところがありチグハグなラップとなっていますが、ラスト2Fは11秒1－11秒2の高ラップをマークし、集中力の高い走りを見せてくれました。時計は自己ベストに迫る好時計で、最後もまだまだ余裕たっぷりといった気配。持ち前の瞬発力はしっかりと発揮してくれそうです。

コスタボニータ（牝5、杉山佳明厩舎）

8/7（水）栗東・坂路（良）4F54.6－3F39.8－2F25.1－1F12.3（馬なり）

栗東坂路で単走。馬場の真ん中を素軽いフットワークで登坂し、しまい追われてラスト1F12秒3をマークしてゴールしました。1週前は坂井瑠星騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、一杯に追われて6F84.8-1F11.0をマークして4馬身突き放して先着。前半は折り合いに専念し脚を溜め、しまい一杯に追われてラスト2Fは11秒4－11秒0の加速ラップをマークして併せ馬を圧倒と、時計・動きともに申し分ありません。例年暑い時期は無理をせず放牧に出すことが多かった馬ですが、ここへ出してきたということはやはりそれだけ状態面が良いということでしょう。

ファユエン（牝6、勢司和浩厩舎）

8/7（水）美浦・W（良）5F66.8－4F51.5－3F37.0－1F11.7（馬なり）

美浦のWコースで単走。前半は折り合いに専念して脚を溜め、4コーナーから抜群の手応えと反応で直線を向き、ラスト1Fは11秒7の好時計をマークしてゴールしました。1週前はWコースで2頭併せを行い、5F67.4-1F12.1をマークして併入。これくらいの時計は普段から出す馬ですが、終始外をまわってこの時計なら十分で、夏場でもこれだけ動けるのは暑さに強い馬である証拠でしょう。状態面については申し分なく、あとは展開さえ向けば結果も付いてくるでしょう。