例年レベルの高い馬が集まるスーパーG2「札幌記念」がいよいよ開催されます。夏場の重賞でありながら実績馬の参戦が多いことから“スーパーG2”の異名を持つ人気のレースで、G1昇格を叫ぶファンや関係者も少なくありません。今年はどんなメンバーが集結したのか。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
シャフリヤール(牡6、藤原英昭厩舎)
前走のドバイシーマC・2着から参戦するシャフリヤール。昨年もドバイシーマC・5着から札幌記念へ出走しており、今年も同様のローテーションで臨みます。昨年の札幌記念は壁を作れず中団で掛かってしまい、後半は手応えが悪くなり後退。まさかの11着に敗退しました。道悪の洋芝も合わなかったので、条件がさすがに悪すぎたという印象です。ここはあくまでBCターフへの叩きで使われる意図が強そうですが、着実に成長はしており、良馬場開催なら今年は勝ち負けでしょう。
プログノーシス(牡6、中内田充厩舎)
前走のクイーンエリザベス2世C・2着から参戦するプログノーシス。昨年もクイーンエリザベス2世C・2着から挑んで見事札幌記念を快勝しており、昨年同様に前走で2着に好走してきた今年も、連覇をを大いに漂わせています。昨年はスタートが決まって好位で折り合い、直線は外から上がり最速の脚で伸びて4馬身差で圧勝という強い勝ちっぷりでした。あえてここをまた使ってくるということは連覇を狙っての参戦であるという可能性も高く、本気度は高いはずです。
ボッケリーニ(牡8、池江泰寿厩舎)
前走の鳴尾記念・2着から参戦するボッケリーニ。昨年の秋から重賞を5戦して2着4回、5着1回と安定感は抜群。2走前の日経賞では直線手応えに余裕はなく、ラストは内・外に競り負けての5着とらしくない負け方でした。いよいよ衰えが出てきたかとも思えた矢先、前走の鳴尾記念は上がり最速33秒7の脚を使って2着に好走と、パフォーマンスを上げてきました。初の札幌競馬場でのレースとなりますが、G2・G3戦ではとても堅実に走る馬で、大崩れする姿は想像しがたい1頭です。