【京都記念2016予想】復活の福永

昨年10月31日のスワンSで落馬し、右肩脱臼、右鎖骨骨折で宣戦を離脱していた福永祐一騎手が今月の13日からターフへ戻ってくる。約3ヶ月ぶりにレースに復帰となるが、日曜京都のメーンでは人気上位が予想されるタッチングスピーチで騎乗予定となっている。骨折明けで3ヶ月もレースから離れれば、復帰時はなかなか強い馬の騎乗依頼は無いものだが、さすがはユーイチ。期待する声も大きいようだ。レースを離れていた間は下半身の強化に専念していたようで、久々のレースについても「不安よりも楽しみが大きい」とリラックスしている様子。

紅一点タッチングスピーチで現場復帰!

タッチングスピーチは今回京都記念で唯一の牝馬として参戦。紅一点で牡馬相手に通用するのかという不安はあるが、今回53キロの斤量、牝馬に乗せたら好走率の高い福永ジョッキーと条件的には悪く無い。通常スポーツ選手などが骨折をすると、現場に復帰するまでに手術やリハビリを経たりして長いブランクが発生するが、復帰後はこのブランクを埋めていくことから始める。身体的な変化による以前とのズレの修正、レースの勘など、現場でしか取り戻せないものもたくさんあるだろう。レースを楽しみにしているというくらいであるから精神的な不安はなさそうだ。せっかくの良い馬での騎乗機会である。ここは思い切りのある騎乗に期待したい。

今年はリアルスティールでもドバイ挑戦と高い目標がズラリと並ぶ。まずはタッチングスピーチの京都記念で華麗なる復活劇を演じたいところだ。