小倉の2週目はサマー2000シリーズ第3弾「小倉記念」が開催されます。サマーシリーズも中盤戦、夏休み真っ只中で行われる波乱多きハンデ戦は、夏のボーナスを一気に増やすチャンスです!
というのも、小倉記念は現在1番人気が12連敗中で、2番人気も9連敗中と人気上位が不振です。2009年には97万、2011年には87万馬券が飛び出すなど高額配当も多数出ております。その分的中させるのは難しくなりますが、穴党にとってはまさに”腕が鳴る”レースと言えるのではないでしょうか。
小倉と言えば平坦で小回りという特殊なコース。舞台適性が問われることが多く、坂があるコースに強い馬達があっさりと敗れてしまうケースも少なくありません。
小倉巧者のトリオンフ(セ4、須貝尚介厩舎)は今年の小倉記念の優勝候補の最右翼。2月の小倉大賞典も優勝しておりますし、小倉の成績は連対率100%と好成績です(2-1-0-0)。
前走の鳴尾記念では直線でインから強襲したストロングタイタンに敗れましたが、内をロスなく回した上でうまく展開がハマったという印象が強い同馬に対し、負けはしたもののハイペースを潰しに競馬で直線で早めに先頭に立ち、積極的に勝ちに行く姿勢を見せたトリオンフのレースぶりは勝ち馬以上に評価できる内容でした。
今年G1初出走となった大阪杯でも、スタートで出遅れて普段よりも後方の競馬となりながらも、向正面で勝ち馬のスワーヴリチャードが上がっていった時には果敢に付いて行き、直線では2番手まで浮上し見せ場を作ってくれました。結局8着に敗れはしましたが、G1の舞台でも見せたこの積極性は個人的にもこの馬に好印象を与えてくれた大きなファクターです。
小倉記念には前走の鳴尾記念で負かされたストロングタイタンも駒を進めてきますが、同馬は宝塚記念(11着)をはさんでおりお釣りがない可能性も。今回は小倉がベストな舞台で、余力も十分にあるトリオンフに分がありそうです。新コンビには同競走3勝の実績がある武豊騎手を迎え、臨戦態勢もバッチリです。
おそらく今回は1,2番人気と上位に推される可能性が高いトリオンフ。データ的に上位人気馬は買いづらいところですが、好材料が多いのも事実。データを覆せるか注目されます。