サマースプリント最終戦の「セントウルS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

トウシンマカオ（牡5、高柳瑞樹厩舎）

9/4（水）美浦・W（やや重）6F83.2－5F66.9－4F52.1－3F37.6－1F11.5（馬なり）

菅原明良騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬メイショウホオズキを6馬身先行させ、道中は前を見ながらゆったりと脚を溜めて追走。直線は絶好の反応と動きでラスト1F11秒5の脚で交わして、2馬身先着してゴールしました。1週前も菅原騎手を背にWコースで併せ馬を行ない、6F81.3-1F11.3と自己ベストに近い好時計をマークして半馬身先着。時計、動きともに上々で、好仕上がりを印象付けています。

ママコチャ（牝5、池江泰寿厩舎）

9/4（水）栗東・坂路（良）4F53.5－3F39.0－2F25.0－1F11.9（馬なり）

鮫島克駿騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬シルキーヴォイスを先行させ、後ろにピタリとつけて合図を待って我慢。外へ持ち出されるとラスト1F11秒9の脚であっさり2馬身突き放して先着しました。1週前はCWコースで一杯に追われ、6F81.1-1F11.4の好時計をマーク。2週前も一杯に追われて6F81.7をマークとしっかり乗り込まれてきており、ひと追い毎に状態を良化させてきました。万全の態勢を整えてきたと見て良さそうです。

テンハッピーローズ（牝6、高柳大輔厩舎）

9/4（水）栗東・坂路（良）4F52.9－3F38.6－2F25.1－1F12.5（馬なり）

栗東坂路で単走。先週意欲的に追われた分、最終追いは軽め。それでもラストのフットワークは力強く、いつでも動ける態勢を整えているという気配です。1週前は津村明秀騎手を背にCWコースで強めに追われ、7F97.2-1F11.4をマーク。長めから追われて全体でそれなりの時計も出しながらしまいを11秒4でまとめる好内容の追い切りを消化しています。秋のBCマイルへ向けた肩慣らしの一戦という見方も出来ますが、初戦から動ける態勢を整えており、重賞連勝も十分可能でしょう。