秋華賞のトライアル初戦「紫苑S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

エラトー（牝3、上村洋行厩舎）

9/4（水）栗東・坂路（良）4F55.1－3F39.6－2F25.9－1F12.8（馬なり）

栗東坂路で単走。ゆったりと入ってしまいも追わずに流してゴールと、余力を残した軽めの追い切りを消化。1週前に時計は出しているので、最終追いは調整程度で問題ないでしょう。その1週前はCWコースで3頭併せを行ない、6F80.9-1F11.8の好時計をマークして最先着でゴール。全体時計は自己ベスト更新、しまいも11秒台の脚で併せ馬を圧倒して先着と、動き・時計ともに申し分ありません。力は十分に発揮できる仕上がりと見て良さそうです。

ミアネーロ（牝3、林徹厩舎）

9/4（水）美浦・W（やや重）5F68.3－4F52.2－3F37.4－1F11.2（馬なり）

津村明秀騎手を背に美浦のWコースで3頭併せ。古馬オープンの僚馬パライバトルマリンと古馬1勝クラスのシュヴァルツリーベと併せ馬を行ない、直線は一瞬2頭に挟まれる形になるも、早々に抜け出してラスト1F11秒2の脚でパライバトルマリンを1馬身、シュヴァルツリーベを3馬身突き放して最先着でゴールしました。ゴール板通過後も2Fほど緩めず追われており、活気ある追い切りを消化しています。1週前もWコースで併せ馬を行ない、6F85.1-1F11.2としまいは鋭い伸び脚を披露して併入。毎回追い切りでは鋭い末脚をマークしてくる馬ですが、今回もこの内容なら力は十分に発揮できる仕上がりにあると見て良さそうです。

サロニコス（牝3、松下武士厩舎）

9/4（水）栗東・坂路（良）4F55.2－3F39.8－2F25.9－1F13.0（馬なり）

栗東坂路で単走。ゆったりと入ってしまいも余力を残して馬なりのままゴール。時計は先週に出しており、輸送も考慮しての調整なので問題はなし。1週前は坂路で一杯に追われて4F52.3-1F12.3の好時計をマークして自己ベストを更新。加速ラップも優秀で、反応面や伸びを見ても状態面は良好と見て良いでしょう。初の関東遠征、距離延長の小回りコースと条件は変わりますが、そんな中でも自分の競馬を展開できれば最後は見せ場を作ってくれそうです。