【ローズS予想2024】激走期待の先行馬セキトバイースト

今週はいよいよ秋華賞トライアルの「ローズS」が開催。比較的キャリアが浅い馬が上位にきている印象も強く、過去10年のデータと傾向を見ても波乱傾向は強めの一戦であることが分かる。

伏兵の台頭も十分にあるとふんで予想したい一戦ということで、今回はオススメの穴馬を1頭紹介。桜花賞・7着から参戦するセキトバイーストだ。

前走の桜花賞は上位に食い込むことは叶わなかったが、前々で競馬をした馬で残ったのは5着のエトヴプレと同馬だけ。G1らしい速いペースで流れ、前が崩れる差し競馬という展開でしぶとく食い下がれたのは評価すべきだろう。

瞬発力や決め手には欠けるタイプだが、タフな展開の中でもしぶとく粘れる脚こそが同馬の魅力。2走前のチューリップ賞ではハナを奪って緩みのないペースで逃げていく積極策を展開。直線に入っても勢いは衰えずに2着入線と、控えた馬にとって競馬がしやすい中でも好走した。中京2000mは前が残りやすいコース形態で、先週までの馬場は前も苦戦していたが、Bコース替わりで残しやすくなってくるはずだ。

最大の懸念は2000mという距離だろう。今年は先行馬の少ないメンバー構成で、ペースはそこまで速くならなそうな気配。セキトバイーストに関しても2Fの距離延長ということで、そこまで飛ばしていくことはなさそうだ。

距離の不安はあれど、前有利な中京2000mでスローペース想定のBコース替わり、メンバーのレベルや脚質の構成を見ると残してくる可能性は十分にあると見て、セキトバイーストの激走に警戒した馬券で勝負したい。