15日、凱旋門賞の主要の前哨戦として注目されていたヴェルメイユ賞、ニエル賞、フォワ賞の3レースが終了した。この結果をうけて、ニエル賞・1着のソシエ(牡3、A.ファーブル厩舎)が英国大手ブックメーカーの「ウィリアムヒル」における凱旋門賞の予想オッズで4.50倍をマークして1番人気に浮上。ヴェルメイユ賞・1着のブルーストッキング(牝4、R.ベケット厩舎)が11.00倍で4番人気に浮上した。フォワ賞・1着のイレジンはせん馬のため凱旋門賞には出走不可となっており名前はない。
■凱旋門賞(2024)予想オッズ
- [1]ソシエ 4.50
- [2]ルックドヴェガ 7.00
- [3]シンエンペラー 8.00
- [3]ロサンゼルス 8.00
- [5]デリウス 11.00
- [5]ブルーストッキング 11.00
- [7]アルリファー 13.00
- [8]アバンチュール 15.00
- [9]キプリオス 17.00
- [10]ファンタスティックムーン 21.00
- [10]オーギュストロダン 21.00
- [12]コンテント 26.00
- [12]エミリーアップジョン 26.00
- [14]スパークリングプレンティ 34.00
- [14]コンティニュアス 34.00
- [14]オペラシンガー 34.00
- [14]マクスドセヴィニエ 34.00
- [14]マニアチック 34.00
- [14]セヴェンナズナイト 34.00
- [20]アルハキーム 41.00
- [20]ルクセンブルク 41.00
- [20]ユーガットミー 41.00
- [20]エインシャントウィズダム 41.00
- [24]サンウェイ 51.00
- [24]スルヴィ 51.00
※「ウィリアムヒル」予想オッズ(9/16時点)
前哨戦の上位馬は当然注視する必要があるが、今回とくに注目したいのは先日の愛チャンピオンS・3着だったシンエンペラーだ。
ウィリアムヒルの予想オッズでは8.00倍をマークし、なんと3番人気にランクイン。同じ大手ブックメーカーの「bet365」でも21.00倍から9.00倍へと上げ、3番人気に浮上した。確かに愛チャンピオンSを八分の仕上げながら3着に好走した点は高く評価できるが、凱旋門賞で3番人気にまで浮上してくるのは想定外であった。
前哨戦以前は最も高いレーティングを保持していたアルリファーが人気を集めていたが、こちらはウィリアムヒルで13.00倍の5番人気、bet365でも同じく13.00倍の5番人気となっている。上位勢が度々入れ替わっており、今年は混戦ムードが漂う。逆に言えば日本調教馬による初勝利を果たす最大のチャンスとも言えそうで、主役が不在となる今年は悲願達成の期待は十分ありそうだ。