菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ジューンテイク(牡3、武英智厩舎)
9/18(水)栗東・坂路(良)4F56.9-3F39.1-2F24.5-1F11.9(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬ホークフィールドを3馬身追走し、坂では内からグイッと前へ出てゴールまで相手の馬を抜かずに動きを合わせるようにして併入しました。1週前は坂路で2頭併せを行ない、4F55.9-1F12.2をマークして先着。週末にはCWコースで6F79秒7とウッドで速い時計も出しており、当週は整える程度という内容にまとめました。約4ヶ月の休み明けとなりますが、しっかり乗り込まれてきており、万全の大勢を整えています。
オールセインツ(牡3、友道康夫厩舎)
9/18(水)栗東・P(良)6F84.2-5F67.4-4F52.8-3F38.7-1F11.4(馬なり)
栗東Pコースで単走。伸びやかなフットワークで折り合って道中は良いリズム。コーナーは外目をまわっていき、直線は良い手応えと伸びでラスト1Fは11秒4の好時計をマークしてゴールしました。1週前はCWコースで3頭併せを行ない、7F98.8-1F11.6をマークして2頭に遅れてゴール。追い切りのパフォーマンスと実戦のパフォーマンスがあまり結びつかないタイプですが、軽い馬場が合うようで、近走はPコースで時計を出して状態を上げていくのが合ってきた印象。今回も最終追いのPコースでは柔らかい身のこなしでしまいもシャープな伸び脚を見せており、好調を印象付けています。
ショウナンラプンタ(牡3、高野友和厩舎)
9/18(水)栗東・坂路(良)4F56.1-3F40.6-2F25.9-1F11.9(馬なり)
鮫島克駿騎手を背に栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快にステップをふむようなフットワークで駆け上がり、しまいだけ追われてラスト1Fは11秒9をあっさりとマークしてゴールしました。1週前も鮫島騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F54.8-1F11.8をマーク。ここはまだ余裕を残した仕上げで序盤はまだ走りに集中しきれてなさそうな気配もありますが、ゴール前のキレは抜群です。中間は約1ヶ月間豊富に乗り込まれてきており、坂路で3週連続しまい11秒台をマークと好調ぶりが伺えます。