いよいよ秋のG1シーズン開幕戦となる「スプリンターズステークス」が開催です。3歳から古豪まで幅広い年齢層から優勝馬が出ている秋のスプリント王決定戦。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

サトノレーヴ（牡5、堀宣行厩舎）

函館スプリントSとキーンランドCを連勝中のサトノレーヴ。前走は前を見ながら好位から進め、前が垂れてきたところを内からすくって快勝と、文句なしの勝ちっぷりでした。2走前のキーンランドCも4番手追走から鮮やかに抜け出して快勝と、近2戦は危なげない競馬で力の差を見せつけました。1400mの阪急杯では最後に失速して4着に敗れており、やはり力を発揮できるのは1200mという印象。中山コースも3戦3勝と相性抜群で、ここは死角なし。

ママコチャ（牝5、池江泰寿厩舎）

昨年のスプリンターズS覇者のママコチャ。昨年は北九州記念・2着から駒を進めて見事快勝。北九州記念では仕掛けが遅れて脚を余して2着に惜敗しましたが、本番のスプリンターズSでは早めに動いて抜け出して快勝と、前走の負けをしっかりと糧にして頂点を極めました。今年も昨年同様2着に叩かれてからの参戦と臨戦態勢は万全。前走は57kgを背負わされ、後ろに目標にされながらも2着確保は強い内容です。2016年、2017年を制したレッドファルクス以来の連覇となるかに注目です。

ナムラクレア（牝5、長谷川浩厩舎）

今年で三度目のスプリンターズS挑戦となるナムラクレア。2022年は5着、昨年は3着と年々順位を上げてきています。高松宮記念は2年連続で2着、昨年のスプリンターズS・3着とG1タイトルまであと一歩のところまで来ている素質馬です。前走のキーンランドCはまさかの5着敗退となりましたが、直線で狭いところに入ってしまったミスもあり、まだ巻き返しは可能でしょう。今回は主戦の浜中騎手が騎乗停止で横山武史騎手との新コンビで参戦。浜中騎手以外の騎手騎乗は2021年以来3年ぶりとかなり久々なだけに、どこまでパフォーマンスが変わるかにも注目です。