いよいよ今週は秋のG1戦線開幕を告げる一戦「スプリンターズS」が開催。重賞連勝中のサトノレーヴや昨年の覇者ママコチャなど今年もスプリント路線の猛者が揃ったが、今回注目したいのはセントウルS・1着から参戦するトウシンマカオだ。
2022年と2023年の京阪杯で連覇達成、今年もオーシャンSとセントウルSを快勝し、スプリント重賞4勝と実績は申し分なし。昨年の同レースは熱発で無念の回避となったが、今年は万全の態勢でセントウルSを快勝して駒を進めてと、臨戦態勢は万全。昨年も出ていれば好勝負が期待できていた1頭なだけに、今年の出走を待ちわびていたファンも少なくない。
5歳になってから馬体重も増加してきており、いよいよスプリンターとして本格化してきたようだ。「左回りでは不振」というレッテルが貼られていた同馬だったが、前走では見事に払拭。心身ともに一気にグンと成長してきた感がある。
前残り高速馬場の中山へ替わってどうかという懸念はあるが、右回りに戻る点は好材料で、叩き2戦目のここはパフォーマンスアップの期待十分だ。さらに、過去の傾向を見ると先行馬は【0-7-2-27】と連対はしているものの、勝ち馬は出ていない。逆に差し・追い込みは【10-2-7-82】と好成績を挙げており、馬場を考慮してもやはり控えた馬から狙いたいのが同レース。鋭い末脚が自慢のトウシンマカオ向きのレースとなりそうだ。