ダートのハンデG3「シリウスS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

オメガギネス（牡4、大和田成厩舎）

9/25（水）美浦・W（良）6F84.6－5F67.9－4F52.9－3F38.1－1F11.2（馬なり）

美浦のWコースで2頭併せ。古馬1勝クラスのサトノアルペジオを3馬身追走し、道中は馬なりのままゆったり折り合って追走。しまい重点に追われて直線は内からラスト1F11秒2をマークして併入しました。ギリギリまで僚馬が半馬身前に出ていましたが、ラスト100mあたりから一気にグイっと前へ出て並びかけて併入し、ゴール板通過後は勢いそのままに相手を突き放しており、伸び脚は健在。1週前はWコースで3頭併せを行ない、4F66.6-1F11.4をマークして最先着でゴール。先週はラスト2Fで11.9-11.4としまいの加速ラップも優秀です。力は出せる好状態に仕上がっているとみて良いでしょう。

ハピ（牡5、大久保龍厩舎）

9/25（水）栗東・坂路（良）4F53.8－3F38.8－2F25.2－1F12.5（馬なり）

栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け上がり、しまいも馬なりのまま流してラスト1Fは12秒5をマークしてゴールしました。負荷と時計は先週やっているので、最終追いは感触を確かめる程度で問題なし。その1週前は坂井瑠星騎手を背にCWコースで強めに追われ、6F82.2-1F11.4の好時計をマーク。ラスト2Fは11.4-11.4の好ラップをマークし、これまでの好走時と同様のパターンで来れています。目立った上積みはありませんが、高いレベル好調をキープしており、しまいの脚も健在。長い休みなく使われてきており疲れが心配でしたが、今年一番長い間隔をあけて臨んでおり、しっかりとリフレッシュできた印象。少なくとも前走以上の好状態にはありそうです。

ビヨンドザファザー（牡6、藤岡健一厩舎）

9/25（水）栗東・CW（良）5F66.8－4F51.8－2F37.7－1F11.8（一杯）

栗東CWコースで2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬フェステスバントを2馬身後ろに置き、序盤は折り合いに専念。ラスト1Fは一杯に追われて11秒8の好時計をマークするも、内から半馬身交わされて遅れてゴールしました。1週前は坂路で2頭併せを行ない、4F53.8-1F12.9をマークしてクビ差遅れてゴール。先週・最終と併せ馬で遅れてはいますが、立ち回りや直線の反応や伸びなど、この馬の動き自体は良好です。時計は目立って良いというわけではありませんが、ほぼ同じ時計をマークして臨んだ2走前のマーキュリーCでは本番で2着に好走しており、状態面としてはこの時と同じくらいには仕上がっているという印象。長い直線の中京なら脚色的にもマッチしており、今の状態なら高いパフォーマンスを発揮してくれそうです。