10月3日木曜日に大井競馬場では、ダート1200mで行われるJpn2「東京盃」が開催されます。1着賞金4000万円の高額賞金レースで、勝ち馬にはJBCスプリントへの優先出走権も与えられます。
ベラミロード、ラブミーチャン、キタサンミカヅキといった地方馬がこのレース勝利をステップに年度代表馬に輝くなど、中央競馬ファンでも馬名を知っている馬が出世しており、中央馬優勢は否めない交流重賞ですが、大物地方馬の台頭も待ちわびたいレースとなっています。
昨年勝利した巨漢馬のドンフランキーは今年も現役続行中ながら登録はありませんが、かしわ記念勝ち馬のシャマルが登録してきており、ハイレベルなレースが予想されます。
前走のさきたま杯では3着敗退となっていますが、過去にはドリームバレンチノ、ジャスティンがさきたま杯敗退からこのレースを勝利しており、巻き返しにも十分期待出来るでしょう。
地方馬では今年はフェブラリーステークス、ドバイゴールデンシャヒーンにも出走して超一流のメンバーと対戦を重ねていているイグナイターが最有力となっており、前走のさきたま杯では2着でシャマルに先着しています。
シャマル、イグナイターに人気が集中するようなら単勝に妙味があるのが、未知の魅力があるエンテレケイアです。元中央馬ですが3歳春に浦和競馬に移籍し、なかなか芽が出ませんでしたが、ここへ来て習志野きらっとスプリント、アフター5スター賞と連勝するなど本格化の様相を呈してきています。
脚質はシンプルでハナを切ってどこまでという馬だけに、後方で有力馬同士が警戒しているうちに、あれよあれよの逃げ切りという展開も勢い的にはあっても不思議ではないだけに、大駆け期待で応援したい一頭ですね。